チェックインしたのはスタンダードなシングルルームだった。17平米と狭い空間に、140センチ幅セミダブルベッドが入り、しっかりしたアームチェアも置かれているが、思っていたよりも居心地はよかった。余計なものが一切なく、ミニマムなアイテムで構成されているからだろう。デスクは手狭だが、無料のLAN接続もあった。デスクサイドはナイトテーブルと一体化しており、何をするにも手の届く範囲というところが便利だった。ベッドはかなりやわらかいタイプだが、悪い感じはしない。また、客室がエレベータホール脇だったので、時折往来する人の話し声などが聞こえるが、騒々しいということはなく、落ち着いた雰囲気が保たれていた。
部屋に荷物を置いたら、すぐにプールに向かった。メトロポリタンの屋外プールは京王プラザホテルのに似ているが、こちらの方が規模が小さくプールサイドが狭い。よりビルに囲まれた感じで、池袋の雑然とした街が、アジアのどこかのダウンタウンというイメージと重なり、なんとなくエキゾチックだった。エキゾチックさを強調していたのは、その多人種にまたがったゲストの顔ぶれであったのかもしれない。宿泊客は1回1,000円で利用できる。翌日は雨となりプールはクローズだった。
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