Hellish Bed |
2006.01.12(木)
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シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル Suite | |
Sheraton Grande Tokyo Bay Hotel |
楽-2
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午後6時過ぎ。タクシーでシェラトンに向かう途中、車窓から見るオフィシャルホテルは、どこも派手な電飾が施されており、車で通る人やリゾートライナーの乗客たちの目を楽しませている。一部には電飾が崩れたり、オブジェが倒れたままになってるところがあったが、崩れた状態のまま放置されているのはみっともない感じがした。
チェックインは丁寧で感じのよい女性が担当した。だが、部屋のアサインが希望通りになっておらず、改めて部屋を探すために、ロビーのソファでしばらく待つように言われた。結局20分待たされたが、最初に「お時間は大丈夫ですか?」と確認があって、途中にも何度となく待たせていることへの詫びと経過の報告があったので気分を害すことはなかった。 部屋に案内してくれたのは、ふたりの見習いベルボーイだった。ふたりともまだ若く、学生のようだった。部屋まで向かう途中、「今日はどちらからお越しですか?」とか、「明日のご予定はお決まりですか?」などと語りかけてくる。おそらく、先輩たちからそのように教わったのだろうが、質問の内容が「大きなお世話」的で、コミュニケーションにならなかった。あれこれ尋ねられるよりも、耳寄りな情報でも披露してくれる方が耳を傾けやすい。だが、それよりも、廊下に漂う、ありとあらゆる食べ物のにおいが混ざったような臭気をどうにかしてほしいと思った。 用意された部屋は9階のスイート。パーク側、72平米のタイプだった。ベルボーイたちは、室内の照明を点けて、「後ほどウェルカムアメニティをお届けに参ります」と言って出て行った。程なくして客室係がウェルカムアメニティなるものを届けに来た。それはサントリーの瓶入りミネラルウォーターだった。水には変わりないのだが、よく水割りなどに用いられるもので、イメージ的にあまりいい感じがしなかった。 室内はゆったりとしており、アメリカンサイズの家具は、オリエンタルなスパイスが効いたデザイン。外国人記者クラブや米軍のクラブに通ずるテイストだ。ベッドルームも広々としているが、ベッドは最悪。幅180センチのキングサイズベッドは、硬いだけの薄っぺらなマットレスに、ベッドカバーにシーツを一枚あてただけの寝具と、寝心地の悪さは特筆もの。ヘブンリーベッドならぬヘリッシュベッドだ。ラックレートで115,000円もする客室に、こんなひどいベッドを採用するとはまったく恐ろしい。 バスルームは約7平米で、大理石張り。210センチの天井には、妙に明るい蛍光灯が備え付けられており、ムードがない。アメニティは壁掛けディスペンサーと、これまたスイートにしてはお粗末。こうまでしてクオリティを落とすとは、よほどセンスがないか、客を舐めているのか、はたまたその両方かという感じだ。 夜は、遅い時間に夜食ブッフェを利用してみた。2,541円で、カレー、うどん、茶漬け、フォー、水餃子、卵料理、肉料理、魚料理、サラダ、フルーツなどが食べ放題だが、あれもこれも食べてみようと思うような品揃えではなかった。それでも、結構多くの客で賑わっていた。店内は蛍光灯が煌々と灯り、スーパー銭湯の飲み食い場のようで、何とも安っぽい。だが、サービスは明るく、気持ちのよいものだった。とりわけ、外国人スタッフの笑顔が素晴らしかった。 |
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シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル | 920901 930625 950417 950625 970526 021129 050121 050128 050930 051129 |
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