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2005.11.29.(火)

シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル Grande Room
Sheraton Grade Tokyo Bay Hotel
哀-3 昔なじみ
アプローチのイルミネーション
この季節になると、舞浜のホテル群は、競い合うかのようにクリスマスイルミネーションに力を注ぐ。館内だけでなく、エントランスアプローチ部分などにも、遠くから見ても華やかな光が舞い踊っている。ホテルに到着したのは、17時頃だった。珍しくロビーは閑散とし、静かな雰囲気だった。

チェックインはフロントでおこなった。だが、担当者と反りが合わないのか、言葉の節々や手続きの手順に、いつもはない違和感を覚えた。翌日の出発時間を尋ねられたので、14時頃の予定だと答えると、そうなるとオーシャンドリームフロアしか用意できないと言う。オーシャンドリームフロアにも興味がないわけではないが、今日はそんな気分ではなかった。仕方ないので12時までに出発すると言うと、スーペリアルームの狭い方をアサインされた。

その後も、細かいことでやり取りをしているうちに、何となくぞんざいに扱われている気がしてきて、開業当時からいる従業員を呼ぶように頼んだ。だが、出て来たのは、まったく別の従業員だった。最初に呼んだ人はいないのかと尋ねると、そうではないと言う。なら、なぜ頼まれた通りにしないのかと聞いても黙ったままだった。

その従業員が出て来るまでの間、気まずい空気から逃れるためか、最初に担当した係は部屋のアサインをやり直した。すると、グランデルームが出てきて、16時までゆっくり使ってもらって構わないと言う。それが出来るのなら、ぜひ初めからそうして欲しかった。

このホテルには開業以来からの付き合いがある。得意客だとは思っていないが、今日初めて利用する客と同列にされるのは悲しい。かつてこのホテルで働いていたスタッフと、こことは別のホテルで出会うことも少なくない。その度に「あの頃はよかったね」と、当時の様子を懐かしむ。やっと出て来た昔なじみの従業員に、初代のタワーズマネージャーがどれだけ客を大切にしていたかを忘れたのかと聞いてみた。黙って唇を噛む彼に、彼女が悲しがるようなことはしなさんなと声を掛け、部屋へと向かった。

パーク側の眺め マンション風のインテリア

幅だけは広いベッド テレビはとても小さい

[シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル] 920901 930625 950417 950625 970526 021129 050121 050128 050930

Y.K.