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2005.07.23.(土)

ザ・ダイニング ストリングスホテル東京
TheDining
楽-3 力強いランチコース
ガラスの橋とレストラン
午前11時半。パーティールーム「コロッカス」では、ウェディングパーティが始まろうとしており、自然光が差し込むアトリウムには、パーティに出席する人々がドアオープンを待っていた。仄かに光るガラスの橋では、純白のウェディングドレスを着た新婦を囲んで、記念撮影の真っ最中。レストランへと向かいたいのだが、そこに分け入っていくのは気が引け、賑わいが落ち着くまでフロント前のソファで待つことにした。

改めてレストランへと向かうと、店の奥の方、客室階へのエレベータがすぐ近くに見えるラウンドソファの席に案内された。料理は迷ったが、5,775円のコースを注文。オマールの冷製スープ、フォアグラのポワレを載せたチーズリゾット、チョイスできるメインディッシュには、タスマニア産仔羊のプロヴァンス風を選んだ。

どの皿も丁寧に仕上げられ、メインディッシュはランチコースとしてはボリューム感があり、力強い一品だった。ハーブの香りがよく生かされており、食欲をそそる。デザートにはフルーツのスープが運ばれてきた。係はただ「フルーツのスープです」と言っていたので、果実の味を想像していたが、スプーンですくって口に運ぶと、なにやらチョコレートの味。スープの下にはチョコレートのムースが潜んでいた。ふいをつかれて驚いてしまった。

男性のサービスには気取りがみられる。その割に視点は肝心なところを捉えることがない。のぼせる前に腕を磨いて欲しい。また、女性のサービスもまったく洗練が足りない。駅前の喫茶店レベルのサービスでは、立派な料理が泣く。

フォアグラ載せリゾット タスマニア仔羊

[ストリングスホテル東京] 030525 030907 030917 031002 031103 040112 040224 040324 041226 050703

Y.K.