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ホテル別インデックス
レストラン別インデックス

2003年7月20日

ロイヤルパークホテル Standard Twin Room
哀-4 部屋付け
ロビーのオブジェ
最近、ロイヤルパークホテルには食事をしにしばしば訪れていたが、宿泊するのは久しぶりだった。予約はJTBを通じて取り、あらかじめクーポン券を買い求めて持参した。チェックインを担当したのは、フロントでは見かけたことのない若い男性だった。都会的なセンスを持ちつつ笑顔で接する姿は、保守的な印象が強かったロイヤルパークでは新鮮に感じられた。レジストレーションカードにはすでに客室番号が印刷されており、あらかじめアサインが終わっていたようだが、禁煙室をリクエストすると、別の客室にアサインしなおしてくれた。

そしてこの時、何とも不思議なロイヤルパークのシステムに遭遇することになった。係から館内で食事をする予定があるかと尋ねられたので、今のところ特に予定を立てているわけではないと答えた。すると、館内のレストランを利用する場合は、部屋付けができないので、その都度支払をするようにと言われた。

部屋付けを可能にするには、カードのプリントかデポジットが必要になるという。デポジット自体はやぶさかでないが、いかにこのホテルでの利用実績があろうとも、素ではレストランの部屋付けさえさせないという、客を頭から信用しない主義としか捉えようのないシステムには不快感を覚えた。普段からスキッパーや無銭飲食に悩まされて続け、背に腹はかえられないのなら同情もするが、そんな話しは耳にしない。これでは館内で食事をしようとする意欲が減退するだけだ。そうなれば、たちまち商売のチャンスを逃す結果になることを、このホテルは理解していないのだろうか。このような仕組みに加担する気にはなれなかったので、デポジットは断り、都度払いをすることにした。

後にレストランのキャッシャーで、フロントでこのように言われて部屋付けさせないらしいから、ここで精算すると言ったら、そのような仕組みがあることをマネージャークラスの人間ですら知らずに驚いていた。この場合キャッシャー画面には「諸事情により部屋付け不可」というような表示になるらしいが、その「諸事情」をレストランのスタッフは理解していないのだから、またくもって聞こえが悪くて困る。

さて、はじめに案内された客室は、コネクティングルームだった。隣に賑やかなゲストが来て、結果的にルームチェンジしてもらうことになる前に、案内してくれたベルボーイに申し出て、すぐにコネクティングでない客室に替えてもらった。ベルボーイは快く応じ、ただちにフロントと連絡を取って、新しい客室へと案内してくれた。窓の外には首都高を見下ろす客室だったが、窓が特殊な二重構造になっており、騒音はほとんど気にならなかった。しかし、廊下の清掃係が発する音や、隣接する客室がシャワーなどを使う音は、かなり響いてくる。自分の客室でバスタブに湯を張ろうとカランをひねると、その轟音でテレビが聞き取りにくくなるほどだから、隣のシャワーの音には納得してしまった。

高速インターネット接続は、30分900円、24時間1,800円とインターコンチネンタル東京ベイと同じ価格設定になっている。エグゼクティブフロアでも以前は有料だったが、現在では無料になったそうだ。レギュラーフロアでも、もう少し手頃な価格で利用できるようになればと思う。この客室には、デフォルトでファックスマシンがデスクにセットされていた。しかし、そのためにデスクは窮屈で、ノートパソコンすら広げるスペースが残っていなかった。設置場所を考えるか、リクエストでセットするようにしてはどうか。

客室そのものは、26平米と狭いが、それなりに落ち着ける空間だ。カーブを描いた天井、質感の伝わるファニチャーなど、時代遅れではあるが明るい印象。壁側のベッドが、壁にピッタリとくっついていて、窮屈な上に使いにくいのと、ライティングデスクに人が座ると、後ろを通り抜けることすらできないので、2名で利用するには手狭だった。翌日正午仕上がりで出した洗濯物は、11:40に届けられた。仕上がりもなかなか。接する係の態度や雰囲気がいいだけに、ゲスト本位とはいえない方針とのギャップを感じずにはいられなかった。いったいどちらが素顔なのだろう。

カーブを描いた天井が印象的な室内 110センチ幅のベッド

デスクはやや狭い 入口すぐのミニバー

ベイシン バスタブ

2003年7月20日 昼
ロイヤルパークホテル フレンチレストラン「パラッツォ」
喜-3 ロボット
テーブルセッティング
15時からウェディングが入っているので、慌しくなってしまうかもしれないと断りがあったものの、13時の入店でも迷惑がらずに入れてくれた。個室には食事をしているゲストの姿があったが、メインホールはノーゲスト。13時でこの状態ということは、開店からずっと閑古鳥だったのだろう。いい店なのに気の毒に思った。店内は清潔に保たれ、いつものように丹精にセッティングされている。目新しかったのは、ホール入口にかつてロビーラウンジにあったグランドピアノが置かれたことだ。淡いグリーンが基調の店内には、ちょっと不釣合いな色のピアノだが、ウエディングの際には活躍するだろう。

注文は早くできるものをと思ったが、結局、料理2品とデザートの付く3皿のコースを選んだ。料理は前菜とメインでも、メイン2品でもかまわない。豊富なメニューから好みに応じて2皿選ぶことができる。ズワイガニのキャベツ包みと、その日のスペシャリテの魚料理を選んだ。デザートはライムのスフレ。夏の昼にふさわしい、さわやかな取り合わせを楽しんだ。サービスは至って快適。よく気が付き、スマートでいて肩の凝らないもの。食事を終えて店を後にしたのは14時だった。1時間の食事だったが、十分に楽しく堪能できた。

店内の様子 グランドピアノが置かれている

店のカラースキムにあった皿 名物のスフレ

2003年7月21日 昼
ロイヤルパークホテル レストラン「ラバンチュール」
楽-2 地味なプロモーションメニュー
朝食券を使って「ラバンチュール」のランチを食べた。朝食券は2000円分の利用券になるとのこと。差額を払えば何を注文しても構わないらしいので、ベトナムフェアの2,500円セットを注文した。昨年ガッカリしたので、先日は避けたのだが、結局頼んでしまった。魚介の春雨サラダとチキンカレーココナッツ風味、それにバナナケーキとココナッツプリンが一口ずつ付いて、あとはコーヒー。やっぱり貧弱だった。ボリュームがないだけでなく、インパクトがない。

この店は、以前に比べて料理にダイナミックな遊びがなくなった。特にプロモーションメニューにはもっと遊び心が欲しいものだ。サービスは良好。テーブルクロスを以前は都度替えしていたが、汚れない限り使いまわしている様子。パンはカゴに入れられ、テーブルに置かれるが、お気に入りだった胡桃のパンはなくなった。しかし、リクエストしたら奥から出してきてくれた。

[ロイヤルパークホテル] 920608 950502 950604 990327 990808 000809 010125 010713 020308 020504

Y.K.