ヒルトン成田 Deluxe Plus Room |
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Hilton Narita |
2009.10.25(日)
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千葉県成田市 |
哀-2
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サービスゼロ | タクシーで正面玄関に到着すると、ベルガールが出迎えた。車から荷物を降ろすのは手伝わず、降ろしたところで今度は預かると言い出した。預かって後から部屋へ運ぶつもりらしい。 だが、荷物から目を離すのは気が進まない。ましてや、このような気の利かないマニュアルサービスに終始する連中は信用できない。自分で運ぶからいいと断っても、ベルガールはしつこかった。運んだ荷物の数で給料が決まるのか、はたまた運ばないと評価が下がるのか。いずれにしても知ったことではない。 フロントには2名の係がいたが、2組の外国人客の対応をしていた。それがなかなか終わらない。一方は美味しい焼き肉屋はどこかと尋ねていて、もう一方は明細に納得が行かず食い下がっているらしい。 カウンターの前には暇そうなベルがいるが、彼らは何もしない。5分以上が経った。待たせすぎではないか。フロント係に他のスタッフを呼ばせようと、カウンターに近づこうとしたら、暇そうなベルがにわかに活気付き、即座に前に立ちはだかって、「少々お待ち下さい」と言った。 都ホテルでもそうだったが、最近のベルたちはバカのひとつ覚えみたいに「少々お待ち下さい」を連発する。ライブの警備員みたいに、客の前に立ちはだかるのが仕事なのか。役に立つことよりも、不愉快にさせることの方が得意なようでは、ホテルでの仕事は務まらないと思うのだが。 終いには怒鳴られ大人しくなったベルだが、どうもこれは個人の資質というより、ホテルの教育方針に問題があるような気がしてきた。彼らはロボットのように教えられた通りに振舞っているにすぎない。ひょっとしたら「余計な気を使ったり、親切心を起こすな」とまで言われているのではないか。 もしそうだとしたら、むしろこの無味乾燥なサービスに納得。極めて従順な飼い犬ということになるだろう。ところが、彼らはしっかり教えれば、目を見張るようなよい仕事をするに違いないのに、なんとももったいない。 用意された客室は、使いなれているデラックスプラスルーム。特に前回と変わった様子はないが、改めて気付いたことがある。 それは水の色。以前から、バスタブに湯を張ると、なんとなく黄ばんでいるような気がしていたのだが、実際のところはどうなのだろうかと思い、ベイシンの蛇口にタオルを巻き付け、しばらく水を流したままにしてみた。すると、タオルは錆ついたような茶褐色に染まった。給水タンクに問題があるのか、成田市の水は総じてこうなのか知らないが、あまり気分のよいものではない。 夕食はディナーブッフェを利用した。サービス料が加算されて4,400円。だが、サービス料っていったい何?と久しぶりに考えさせられる食事だった。店はほぼガラガラ。なのに、隣の席には回転ずしのように空いた皿が山積みになっている。 食事中、いったい何回サービスをするか数えてみることにした。結果は、なんとゼロ。一度たりともテーブルには来なかったのである。これで料理がまずまずなら我慢するが、それもだめ。150グラムのステーキが目玉だが、あまりにぱさぱさで残してしまった。強いて言えばカレーが一番まともだった。 デザートにも楽しさがあった。ちょうどハロウィンのディスプレイが施され、さまざまな素材を自由に盛り付けてパフェを作れるのがいい。締めくくりのコーヒーは薄いのにまずい。外国人客が多いが、これでは日本の印象がますます悪くなる。 |
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ヒルトン成田(公式サイト) | |
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