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2002年9月13日

京王プラザホテル Executive Suite
楽-2 バスルームリニューアル
ベッドサイドに迫る都庁

本館のスイートが改装を終えたというので早速利用してみた。どのようなテイストに生まれ変わったのかとても楽しみにしていたが、部屋に入ってみても室内の様子は以前のまま。これは改装されていない客室なのではないかと思いつつも、室内の様子をくまなく見てゆくと、バスルームとゲスト用のトイレ、すなわち水周りだけが改装されていることがわかった。

かつては暗いながらも、60年代のテイストがかえって新鮮に感じられるタイル張りのバスルームだったが、改装によって大理石張りの明るく軽快な雰囲気になった。ベイシン部分とはガラスの扉で仕切られ、バスタブの脇にシャワースペースを並べ、洗い場の付いたバスルームのようなスタイルだ。特にバスタブは深く大きいものを採用し、上部に排水口のない水を溢れさせることが可能で、なおかつ力強い気泡を発するバブルバス機能を持っている。

しかし、このバスルームには使いにくい部分が多々あった。まず、バスタブに入るのに、バスタブの縁に加え厚い大理石の壁を一緒にまたがなければ入れない。そして、せっかくお湯を溢れさせて入れるバスタブなのに、ちょっと湯が溢れると、ガラスの扉を越えてベイシンの方まで水浸しになってしまう。ガラス扉の下の部分にある仕切りが低すぎて、水が流れ出しやすい構造になっているのは、明らかに設計ミスだろう。バスタブの周囲や床の水はけが悪く、いつまでもぬれたままである点も、工夫に欠けると言えるだろう。照明が明るくなったのは結構だが、場合によっては明るすぎると感じることもある。ここまで気合を入れて改装したのなら、調光ができるようにして欲しかった。

生まれ変わったバスルームも然ることながら、このスイートの魅力はベッドに横になりながらダイナミックな景観を楽しめる点だ。ベッドの高さと窓の高さがまったく同じなので、まるで空中にうかぶベッドに横たわっているような気分になれる都庁側の客室だと、文字通り目の前に庁舎がそびえてているので、あまり開放的な過ごし方をするのははばかられるかもしれない。しかし、目の前に見えてはいても、目が合うほどに近いわけではないので、気にせず思い思いの時間を過ごしたいものだ。

リビングルーム リビングルーム

リビングのソファ リビングのダイニングテーブル

コーヒーセット お茶のセット

ベッドルームの奥のほうを見る ベッドルームと大きな窓

バブルバス アメニティ

[京王プラザホテル]
960127 971004 980102 980115 980324 000909 001015 010120 010220 010123 010502 010623 010710 010828 010908 010930 011019 011117 020125 020523 020607 020610 020705 020809

Y.K.