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シェラトン都ホテル大阪 Premium Sheraton Super King Room | |
Sheraton Miyako Hotel Osaka | 2010.01.16(土) |
大阪市天王寺区 | 哀-3 |
ARCHIVES ・ 1992 |
あやし声 皇族のご来阪で厳重警備の伊丹空港から車で上本町へ。人との約束に遅れそうだったので、さっとチェックインを済ませ、案内を断り部屋に向かった。部屋に入ると、空調が止まっているためか、屋外に出た時のような寒さを感じた。何度か利用したことのあるこのタイプは、シェラトンプレミアムスーパーキングルームと、ご大層な名前が付いている。プレジデンシャルスイートも真っ青のもったいぶったネーミングだが、その名に反して平凡な部屋だ。 ここでは「プレミアム」が改装済みを意味し、「スーパーキング」はベッドサイズを表しているに過ぎない。確かにベッドはオーバーキングサイズのシェラトン・スイート・スリーパー・ベッド。ひとりで眠るにはもったいない広さだが、チェックイン時点でベッドメイクに乱雑さが感じられるのはいただけない。 窓際にはカウチソファがあり、座るという目的以外にも、服やら小物を置いておくにも使える。というのは、クローゼットは小さく、物を整理できる引き出しもないので、ここくらいしか荷物を広げられる場所がないのである。 オーバル型の独立デスクには、対面してふたつのイスが置かれているが、こちらも収納スペースがなく、デスクトップが散らかりやすいので、壁に沿って棚かカウンターでも設けて欲しかった。 卓上を見ると、チェックアウト時刻変更の案内があった。これまで正午だったチェックアウトタイムは午前11時になったとのことだが、10月以前の予約と、旅行代理店経由の予約に関しては正午のままにすると書かれていた。 バスルームは割と広いが、設備は最低限にとどめている。ベイシンは改装されて黒と木目の濃い色調になったが、バスタブ部分は以前のアイボリーカラーを保っているので、なんとなくバランスが悪い。そして、バスタブに照明がないので、シャワーカーテンを引くと中が暗くて困る。改装とは見てくれを良くするだけでなく、不便なところを改善することも含まれると思うが、その辺には意識が届いていないように感じられた。 バスタブのカランはサーモスタット付きで、設定した水量を出すと自動的に止まるタイプを備えている。だが、水量が細く、バスタブを一杯にするにはかなりの時間を要した。 バスアメニティは、シェラトンのスタンダードブランドシリーズ。ミネラルバスソルトが用意されているのがいい。歯ブラシやカミソリなどは、過渡期なのか、パッケージが揃っていない。タオルは3サイズが2枚ずつだが、すでに使い古された印象のあるものばかりだった。 つい先日も東京の都ホテルで悩まされた隣室からの騒音。またもここ大阪の都ホテルで、落ち着かない時間を過ごすことになってしまった。 まず、隣の部屋からは赤ん坊の泣き声が響いてきた。赤ん坊が含まれれば、多かれ少なかれ泣き声が隣室に響くことは容易に想定できるわけだから、アサインの際に周囲に配慮する必要があるが、フロントはそれを怠った。赤ん坊は時を選ばず泣き、子供ははしゃぎ回るのが自然なのだ。 赤ん坊の泣き声だけなら我慢できたかもしれないが、耐えられなかったのは赤ん坊をあやす大人の声だった。それは赤ん坊の泣き声よりも大きく、不自然で神経を逆なでした。これがランダムに続くのでは、明日の演奏に悪影響と判断し、部屋を移った。隣が空室になったことで、赤ん坊も気兼ねなく泣き叫べることだろう。 だが、移った部屋にも静寂はなかった。深夜。隣室には男たちが複数集まり始めた。何かのグループなのだろうか、それぞれ別の部屋にひとりずつ泊まっているようだが、缶ビールを買い込んで、ひとつの部屋に集合したらしい。それがよりによって隣とはついていない。 もう部屋を移る元気はないので、ナイトマネジャーに電話して、注意してもらった。すると一時的には効果が見られたものの、また次第に盛り上がりを戻していった。結局、それきり眠れず午前3時から朝の入浴。朝食が待ち遠しかった。 待ちに待った朝食だが、相変わらず印象はいまひとつ。テーブルには紙ナプキンとマグカップとティースプーンのみの簡素なセッティング。あとはご自由にと放ったらかしである。コーヒーはひどくまずく、ファミレス以下。これではシェラトンのブランドイメージそのものに傷が付く。 同じ店で正月ディナーは19,000円。この朝食から受ける印象では、とてもそんな高額のコースを注文する気にはなれない。半額に値引くと言われてもトライすることはないだろう。 |
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