グランド・ハイアット・福岡 Grand Club Room |
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Grand Hyatt Fukuoka |
2009.09.05(土)
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福岡市博多区 |
喜-3
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見覚えのない雑誌 | グランド・ハイアット・福岡を利用する機会はそれほど多くない。福岡を訪ねること自体が少ないのと、ロケーション的にここよりも便利に感じるホテルが他にもあるからである。だが、スケジュールに余裕があり、ホテルでゆっくり過ごせる時間があるとわかっている時には、グランド・ハイアットを選びたくなる。 今回も午後の到着から夕食前までは、ひとりの時間を過ごせることになっており、その時間を満喫するために、少しでも早くチェックインをしようと、気持ちが逸った。到着はとてもスムーズにおこなわれた。フロントには寄らず、そのまま5階にあるグランドクラブラウンジへと案内してもらった。1年半ぶりの宿泊にもかかわらず、係は顔を覚えていたらしく、名乗ることなく手続きが済んだ。 用意された客室はラウンジのひとつ上のフロア、6階にあるツインルームだった。ラウンジからはエレベータだけでなく、階段でも行き来できるのが便利だ。部屋はキャナルシティ側ではなく那珂川向きで、カーブしている外壁の狭まっている部位にある部屋のため、窓際付近がやや窮屈になっている。 2台のセミダブルベッドはゆとりある配置で並んでいるのに、ソファはベッドと窓に無理やり押し込まれているという図は、やはり何度見ても滑稽だ。部屋の横幅にもゆとりがあり、ベッドとデスクやテレビとの間にも十分な空間がある。それだけに、バランスの欠如がひどく目立ってしまっているようだ。 室内に大きな変化は見られないが、バスルームにあるテレビが新調され、20インチの液晶画面が備え付けられた。バスアメニティは移行期なのか、種類の異なるアイテムが並んでいる。 ランチがまだだったので少々空腹を感じていたが、すでにレストランのランチタイムには遅かった。そこでルームサービスのメニューを開いてみたが、洋食の他にいくつかのピックアップアイテムがあるだけで、和食や中華はひとつもない。ほんのひとかけらのパンでもあれば十分という気分だったので、メニューを閉じてラウンジに出向くことにした。 土曜日の午後、ラウンジは結構賑わっていた。見るとベビーカーを伴っている客が多く、午後のティータイムを楽しんでいるようだ。カウンターには幾種類かのケーキやクッキーも並んでいる。そこからレモン風味のパウンドケーキを取り分け、窓際のソファに座った。自らコーヒーマシンを操作しようとしたら、係が席まで持っていくと代わってくれた。とりあえず空腹は落ち着き、この後の時間をどう過ごそうかと思いを巡らせた。 ラウンジの外に広がるクラブフロア専用のガーデンを見ると、日差しを浴びて木々がキラキラと輝いている。暑そうだったが、木々の呼吸を感じてみたくなり、飲みかけのコーヒーを飲みほし、ガーデンへと出てみた。確かに日差しは強いが、水流や木の葉の揺れる音などがして、気持ちは涼しい。ガーデンの奥にある東屋風のコーナーで一休みして、再びラウンジ内へと戻った。 さきほどまで掛けていたソファには、見覚えのない雑誌が置いてあった。すでに別の客が使っているのだろうと思い、そのまま客室へ戻ることにした。 すると階段に差し掛かるあたりで背後から係に呼びとめられた。ガーデンに出ている間、席をキープするために雑誌を置いたのは自分だといい、その説明が行き届かなかったことを詫びもした。そのような配慮をしてくれているとは思いも寄らなかったが、それはありがたいと礼を述べ、もう一度ラウンジへと引き返し、コーヒーのおかわりをもらった。 ホテルはほぼ満室。どこがうるさいというわけではないが、どこにも静けさがないのも事実である。とりわけ窓の外の喧騒が気になるところ。その点は、高層ホテルよりも影響を受けやすいようだ。 |
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グランド・ハイアット・福岡(公式サイト) | |
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