白紙伝票 |
2007.08.08(水)
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グランド・ハイアット・福岡 Grand Club Room | |
Grand Hyatt Fukuoka |
怒-3
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福岡空港からグランド・ハイアットまでタクシーを利用した。この道のりはどうも好きになれないばかりか、福岡のイメージを悪くしているように思えてならない。距離はそれほどでもないのに、やたらと信号にひっかかるのだ。明らかに走っているより停まっている時間の方が多い。なかなかホテルに着かないし、メーターは上がるしで、踏んだり蹴ったりだ。
今回も5階のラウンジでチェックイン。前回、チェックアウト時に「ホテルの方針」とやらを押し付けられそうになった際、自分自身の方針に則って反撃し難を逃れた経緯があるが、その時に対応した係がチェックインを担当した。 そして、一休.comからの予約であっても一部プランを除いて加算対象となるように改め、加算対象か対象外かを明記するようにしたと説明があった。前回求めたものは、まさにそれである。他にも会員から多数の苦言があったのだろう。改善に2ヶ月近くも要したのはよくないが、基本的に意地悪な印象のあるハイアットが珍しく柔軟な対応をしたことは評価したい。 だが、それ以外の点では、やはり意地悪くケチだ。前回までは、同じカテゴリーの中でも条件のよくない部屋が続いてアサインされた。過去2回はいずれも34平米あることになっているタイプを予約。カーブした外壁の影響で広さがまちまちだが、特に狭い部屋が割り当てられる。 だったら一回り広い部屋を予約しておこうと考え、今回は38平米あるというワンランク上のタイプを選んだ。なのに、またしてもそのカテゴリーで最も狭い部屋にされた。隣は34平米タイプであるというギリギリの境界線だ。だが、ベッドは34平米タイプが110センチ幅であるのに対し、38平米タイプは135センチと広々している。部屋の面積も少しは広いのだろうが、ベッドが幅広くなった分で消化され、窓際付近の窮屈極まりない配置は、結局34平米タイプと変わらない。 その他の設備やバスルームはまったく同じなので、両者の差はベッド幅に尽きるというわけだ。だったら、34平米タイプの方が、料金が手頃な分、ワンポイント勝っているように感じられた。毎度利用する度に、どこか「やられた」という気分にさせられるホテルである。 前回好印象だった「アロマーズ」を再度利用してみたが、期待を見事に裏切られた。予約をしておいたのに、用意された席は隅っこに無理矢理設けたような条件の悪い場所だった。混雑しているのならそれも仕方がないが、結局終始ガラガラ。部屋といい、レストランのテーブルといい、どうして条件のよいところから割り当てないのだろう。テーブルクロスをやめてランチョンマットになってしまったし、前回は切れ味を感じたサービスもだらけて見える。 料理に至っては、前回と同じ店とは思えないほどレベルダウンしていた。オードブルに注文したシーフードプラッターは、哀しいほど貧相。クラッシュアイスの上に並んでいる痩せ細った魚介類は、競りの終わった市場の残りカスにしか見えない。メインディッシュにはあえて前回と同じ品を注文したが、これまたひどかった。 会計時、ガッカリしながらキャッシャーへ行き、部屋付けにしてくれるよう頼むと、平然とした面持ちで白紙伝票にサインを求めてきた。さすがにそれはできないと断わった。今回の食事に際しては、レストラン用の金券があったので、会計の一部にそれを使ったのだが、白紙伝票へのサインを断わると、今度は金券分が差し引かれる前の通常料金しか記載されていない伝票にサインを求めてくる。いったいここのキャッシャーはどういうつもりなのだろう。このような感覚のホテルは、まったく信用ならない。 |
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グランド・ハイアット・福岡 | 060802 061003 070615 |
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