グランド・ハイアット・福岡 Grand Club Queen Room
Grand Hyatt Fukuoka
2008.02.13(水)
福岡市博多区
哀-2

コンパクトなクイーンルーム
 
ぬる湯 搭乗した飛行機が福岡空港の駐機場に着き、ドアオープンと同時に降機して、2分後にはタクシーに乗っていた。飛行機は30分遅れだったが、福岡での約束に遅れることはなく、順調にことが進んだ。

ホテルへ着くと、ドアマンが親切に迎えてくれた。以前は、あれほど感じが悪かったのに、ここのところ見違えるようにいいサービスをするようになった。だが、それでも一度体験した悪い印象が消え去ることはない。もしこのまま何十年もここを訪れないことになっても、記憶に残るのは悪い印象に違いない。それだけネガティブな体験は後に残るものだし、それを帳消しにするのは、よほど劇的な好印象を与えてくれなければ無理だ。

ベルアテンダントに導かれ、5階のクラブラウンジへ直行したが、ひとつしかないレセプションデスクは先客でふさがっていた。そのため、ラウンジ内のソファに掛け待つことにしたが、手の空いている別の係がすぐにやってきてチェックインをしてくれた。

ルームキーを受け取ったが、ちょうどカクテルアワーの最中だったので、フードカウンターからチキングリルや鯛のカルパッチョなどを取って、一息入れてから部屋へ向かうことにした。照明が落とされ落ち着いた雰囲気のラウンジには、どこか山岳リゾートのような趣きだ。モダン過ぎず、古臭くもなく、よくデザインされた空間である。

用意された客室は前回とまったく同じだった。コーナーにあるクイーンベッドルームだ。ワードローブスペースがスイートのもの並に広いが、居室はミニマム。バスルームはこのホテルの標準仕様というタイプである。窓の外は賑やかというより騒々しく鬱陶しい環境なので、カーテンを閉じておきたいところだが、いざそうするとあまりの狭さに息苦しくなるし、どの椅子も窮屈な場所に置かれているので、何をしていても圧迫感から逃れられない居室だ。

一方で、バスルームは非常に明るく開放的。ミラーを多用し、広いスペースを一層大きく見せている。だが、今回は湯温の低さが気になった。バスタブに湯を張る際、通常なら湯と水を適当に混ぜて温度を調節するが、湯だけを注いでいっても、十分に温度が上がらなかった。注がれる湯に手を当ててもぬるいと感じるくらいだから、バスタブに湯が満たされるころには、それよりも冷めていて、体を温めることが出来なかった。シャワーもしかりだった。

夜はフィットネスを利用したついでに、付帯のバス・サウナを利用したので構わなかったのだが、問題は朝だった。夜以上に湯がぬるい。10分ほど出しっぱなしにしていたら少しは温度が上がったものの、それでもシャワーにも物足りない温度だった。

ラウンジの朝食も混雑することなく、ゆったりとした雰囲気の中でたっぷりと食べた。チェックアウトもまたスムーズで、クラブラウンジのゲストリレーションズがエントランスまで荷を運び、車が見えなくなるまで見送ってくれた。サービス面では好印象の滞在だったが、やや風邪を引きそうになった。要注意である。

 
イスが寄り添っている部屋 ベッドからデスク方向を見る デスクからバスルーム方向を見る

窓際から入口方向を見る ベッド キャナル

ロビーラウンジ ロビーラウンジ ロビー

ロビー 宴会場ロビー 宴会場ロビー

 グランド・ハイアット・福岡(公式サイト)
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