ツイン<ダブル
2006.02.02(木)
パークホテル東京 Standard Double Room
Park Hotel Tokyo
楽-2

東京タワーを望む客室 ネットから当日予約をした直後にチェックインをしたので、想像通りまだ予約が通っていなかった。だが、係の対応は丁寧かつ迅速だった。誰とも会話をすることなく予約が成立し、すぐにチェックインできるというのも、まさにネット時代ならではだ。今後、ホテル予約はますますネット中心になり、さまざまな条件を同時に比較しながら、目的に適ったホテルを手軽に予約するようになるだろう。

今回は、ベルアテンダントによる部屋への案内があった。何度か利用しているが、これは初めてのこと。さほど荷物が多かったわけでもないので、ホテルの方針が変わったのか、あるいはよほど暇を持て余していたのか知らないが、するのならいつでもして欲しい。

客室は22平米の標準的なダブルルーム。東京タワーを望む眺めのいい部屋だった。この向きの客室は、それ以外の向きと比べてラックレートで1,155円高い。今回はこの向きではない安い方の部屋を予約したので、アップグレードされた客室が用意されたというわけだ。それについて、フロントの係は何も言っていなかったが、せっかくアップグレードするのなら、さらりと「眺めのよいお部屋をご用意しました」などと一言添えれば、ありがたみが増すように思う。

室内の雰囲気は、同じタイプのツインルーム同様に、赤いファブリックを大胆に用いたインテリアが印象的だ。さすがに狭いので、160センチ幅ベッドと、デスクユニット、オットマン付きチェアとコーヒーテーブルを置いたら、ほとんど余裕がない。それでも、ツインに比べれば、まだいい方かもしれない。ツインにはオットマンは置いていなかったが、スペース的な問題からだと思われる。また、ツインは都度替えしないベッドスプレッドにシーツを敷いたベッドメイクだったが、ダブルでは都度替えするデュベカバーを使っているので、ダブルの方が清潔感がある。

ミニバーは窓際に配置され、無料のドリップコーヒーや紅茶ティーバッグが用意されている。デスクには20インチの液晶テレビがあるが、狭い室内においてさえ小さすぎるように感じられた。またナイトテーブルにはFMラジオが2局だけ聞ける設備があるものの、BGM番組はない。客室の天井高は260センチだ。

バスルームは2.8平米とコンパクト。アメニティは充実しているが、金具や扉には水はねや手垢があちこちに付いており、清掃が不十分な印象だ。バスタオルの追加を2枚頼んだところ、15分を要した上に1枚しか持参しなかった。このような単純なリクエストに一度で応えられないのは情けないが、係の態度はとてもよかった。

朝食には「花山椒」の和定食を試してみた。厚切りの焼き魚をはじめ、一品ごとに手間隙かけた料理が揃い、質の高い膳だった。比較的空いており、ゆったりと朝食を楽しめるのもいい。

 
160センチ幅のベッドはデュベカバーメイク 入口付近から室内を見る ベッドサイド

窓からの眺め ユニットバス 美味しい和朝食

 
パークホテル東京 030901 040229 040903 041203 060103


公開中リスト | 1992 | 1993 | 1994 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1999 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 |
| ホテル別リスト | レストラン別リスト | 「楽5」「喜5」ベストコレクション |