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コンラッド東京 Ececutive City View Suite  
Conrad Tokyo 2011.07.30(土)
東京都港区 楽-4

28階ロビーラウンジ

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親しみのある不完全


コンラッド東京に自家用車で出掛ける機会はめったにないが、この日はその少ない機会にひとつだった。正面玄関に車を付けると、すぐに係が近寄り、荷物を下ろしたのちに車を預かってくれる。係は物静かだが、洗練された振舞いを身に着けており、国際都市のラグジュアリーホテルならではの物腰でサービスに当たる。

駐車料金はバレーパーキング代を含めて1泊4,000円。べらぼうに高いと感じるのは、昔は高級ホテルに宿泊する場合の駐車料金は無料と相場は決まっていたからである。それが1,000円、1,500円と料金を徴収するところが増え始め、今なお無料を貫いているホテルは数えるほどになってしまった。1泊何千円も取るのなら、駐車場にも豪華な内装を施してもらいたいもの。あるいは、翌朝には車がピカピカになっているとか。

それはさておき、コンラッド東京の正面玄関からチェックインまでのアテンドは見事だった。これまで係の連携が悪くてまごまごすることもあったが、ここのところは安定して優秀だ。エグゼクティブラウンジでは、デューティマネジャーが出迎え、チェックイン手続きを。といってもサインのみで、すぐにルームキーが渡された。

ウェルカムフルーツ

部屋はいつもと同じ街側のスイート。天井の高い37階が気に入っているので、いつもたいてい同じ部屋が用意される。37階客室は喫煙可能なのだが、消臭を念入りにしてくれるのか、あるいは喫煙する人が泊まるにしても、においが染みつくほどには吸わないのか、これまでさほど気になったことがない。

だが、この日はいつもと様子が違い、部屋に入るなり、強いタバコのにおいに困惑した。さて、ルームチェンジを申し出るかどうか。いや、使い慣れた部屋にはすでに愛着が生じている。今回は我慢してみることにしよう。

リビングのテーブルには、ウェルカムアメニティのいちご盛りとマカロンの箱詰め。シックな内装に、いちごの赤がよく映える。ひとつふたつつまみながら、部屋の様子を見まわすが、特に変わった様子はない。

ベイシン

バスルームに行くと、ベイシンの前にマットが2枚敷かれていた。これまでにはなかった新しいサービスだ。床は非常に艶やかな鏡面仕上げなので、水がはねたり、はだしで足跡をつけたりするとかなり目立つ。この広い床面を毎日曇りひとつなく磨き上げる客室係にも感心するが、在室中もできるだけこの美しい状態を保ちながら過ごしたいので、このマットは重宝しそうだ。

ロビー

日中は室内かフィットネスセンターで過ごし、夕方にはエグゼクティブラウンジをのぞいてみた。土曜日とあってラウンジは満席。食べもののにおいとごった返す軽装の人たちとで、あまりいい雰囲気に思えなかった。ラフな格好とだらしない格好とはまったく違うと思うのだが、どう見ても後者が多い。一方、28階のロビーは静かだった。気分転換には、エグゼクティブラウンジよりロビーの方が効果的だった。

ロビー

夕食は「ゴードン・ラムゼイ」へ。ほぼ満席と聞き一瞬来訪を躊躇したが、馴染みのマネジャーが是非にというので出向いてみた。ほどよいレストランの賑わいと進化した料理、そして快適なサービスに恵まれ、長く記憶に残るよいディナーとなった。その余韻のまま、夕食がどんなに楽しかったかを、デューティマネジャーにも報告。予約を手伝ってくれたこともあり、満足だったとの報告に喜んでいた。

ロビー

朝食は「セリーズ」で。いつもはブルーベリーパンケーキとバカのひとつ覚えだが、この日に限っては少々知恵を付けて和朝食にチャレンジ。前回来た時とブッフェのディスプレイが変わっているのを見て、和朝食も何か変わったのかと聞くと、そうだとのこと。以前は、なんじゃこりゃと失望する内容で、追加料金まで取られたものだが、今は追加不要になったという。

和朝食

ならばと和朝食にしてみたが、確かにグレードアップしている。日本料理「風花」から運ばれる膳には、約10種類の料理。それぞれ少量だが、さまざまな味覚を楽しむことができる。

和朝食

これらに加えて、ジュースやコーヒー、ブッフェカウンターも利用できるので、サラダやヨーグルトといった朝食の定番をプラスするのもいい。

和朝食

と、ここまで大満足の滞在だったが、ランチに行った「チャイナブルー」では、料理にもサービスにもガッカリ。それさえなければと思わないでもないが、この完ぺきではないところも、なぜか親しみを感じる一要素なのである。

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コンラッド東京

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