バトンタッチ
2006.04.11(火)
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル SPG Room
Sheraton Grande Tokyo Bay Hotel
楽-2

新しい客室 雨の平日。舞浜のオフィシャルホテルは、どこも軒並み閑散としていた。いつもなら平日であっても、それなりに賑わっているのに珍しい。新学期が始まったばかりで修学旅行生やファミリー客も少ないようだ。天気の影響もあるのかもしれない。

4月からチェックインの場所が変わった。これまでは、フロント向かいにあるクラブレベルカウンターでチェックインが行われてきたが、フロントの左隅にスターウッド・プリファード・ゲストのゴールド・プラチナメンバーカウンターが設置されたことで、そちらで手続きを行うようになった。担当もゲストリレーションズオフィサーから、フロント係に変更になった。手続きそのものは変わりないが、ゲストリレーションズとフロント係では、パーソナルサービスの密度がまったく違う。積極的に客の顔や好みを覚え、一歩踏み込んだサービスを心がけているゲストリレーションズに比べると、フロントのサービスはあっさりしているものに感じられた。だが、そのゲストリレーションズのスピリッツをフロント係にも継承させるよう、手続きの際はゲストリレーションズオフィサーたちが、カウンターの外からしっかりフォローしていた。

今回の部屋は11階のSPGルーム。パーク側、40平米のタイプだ。前回利用したコーナールームと比べると、こちらの方が客室としてのまとまりがあるように感じる。ゆったりとしたスペースに、2台のシェラトン・スイート・スリーパー・ベッド、独立型の広々したライティングデスク、ふたつのアームチェアとオットマンが設置されている。26インチ液晶テレビは壁に掛けられ、ミニバーも壁の隅にある。だが、クローゼットはやはり小さい。そして、ベッドの前は十分なスペースがあるのに、窓際にはイスやデスクが密集して、歩行しずらいなど、家具のレイアウトもあまりよくない。

バスルームはベイシン脇に窓が付いたタイプで、トイレは完全に独立している。照明はシーリングに頼るところが大きく、平板になりがちでムードを感じない。グランデルーム同様に、新しくはなったが内装のグレードは低く、どうしても昔を偲ばずにはいられない。

夕食には「グランカフェ」のディナーブッフェを利用した。ブッフェはひとり五千円近いのに、飲み物は別料金。料理のバラエティもそれほど多くはない。目玉はローストビーフと鴨ローストのカッティングサービス。オードブルからデザートまで、一通り味見してみたが、どの料理も素人がマニュアル通りに作っただけの品でしかない。レシピ通りだが、料理人の技術をまったく感じないし、味に冴えがないのだ。特に炊き込みご飯は最悪の味だった。サービスはガラガラなだけあってよく気付くが、皿を下げる際にもいちいち確認され鬱陶しい。空いた皿は黙って下げればいいし、客がまさに食べている時に声を掛けるのは無粋なことだと学んで欲しい。

 
室内奥から入口方向を見る ベッドの位置は自由に動かせる テレビは壁に固定されている

やや込み合った窓際の家具 ベイシンには窓が付いてる 独立したトイレ

 
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル 920901 930625 950417 950625 970526 021129 050121 050128 050930 051129 060112 060121 060203 060216 060321


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