出迎えの流儀
2006.02.16(木)
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル Superior Room
Sheraton Grande Tokyo Bay Hotel
哀-4

スーペリアルーム タクシーで到着したが、正面玄関には誰もいなかった。明日からの出張を控えて、旅支度で出掛けて来た今日に限って、出迎えがないとは。仕方なく、自らタクシーのトランクから重いキャリーケースを取り出した。雨が強く降り、寒い一日だった。こんな日だからこそ、誰かに手伝って欲しいのに。キャリーバッグは、平地を運ぶ分にはキャスターがあるので楽チンだ。ゴロゴロ転がしながら正面玄関を入ったその時、「お手伝い致します」と係が近寄ってきた。

せっかく手伝ってくれると言うのだから、有り難く思うべきなのかもしれない。だが、肝心な時は気付きもせず、困難が去った後になってニッコリと手を差し伸べられても、喜ばしい気分にはなれなかった。もし、「お手伝い致します」ではなく、「気付きませんで申し訳ありません」と駆け寄って来たのなら、かなり印象が違っていただろう。本来ならば、玄関の外で気付くべきだったという認識がないのは、誠に残念だ。

対照的に、チェックインはスムーズだった。名前を名乗るまでもなく、係はすでに認識していた。手続きが済むと、部屋の案内の順番待ちをさせられた。座って待たされている間にも、ゲストリレーションズが来て、膝をつきながら「お足元の悪い中、ご来館ありがとうございます」と挨拶する。だが、内心では、それよりもさっさと案内して欲しいと思っていた。このホテルとは時間の価値観を共有できそうもない。よほど自分で部屋に行くと言い出そうかと思ったが、結局、成り行きで待ってしまった。

用意されたのはスーペリアルーム。開業以来、レギュラー階のレギュラールームには初めて入った。パーク側40平米のタイプだが、先端から3室目だったので、海もよく見える。見た感じは、12階のクラブレベルルームに通じるものがある。寝具が違う他、テーブルとデスクの天板が石かガラスかの差。改装されたグランデルームよりもこちらの方が家具は立派だし、照明の雰囲気もよく、全体の質感は高い。

だが、ベッドは本当に最悪。こんなに寝心地の悪いベッドは、今時ビジネスホテルでもなかなかお目にかかれない。畳の上のせんべい布団と変わらないほど、とにかく硬いのだ。マットレスは通常のホテル仕様の半分程度の厚さしかなく、掛け布団はベッドカバーそのものという貧相さ。これは何とかして欲しい。

屋内プールで泳いだ後は、舞湯を利用してみた。どちらもガラガラだったが、シグマスポーツクラブだった頃と比べると、驚くほど不衛生な印象になった。館内全体にムレたような臭いが漂い、床は歩くと水虫になるのではないかと真剣に心配したほど。昔はこんなホテルではなかったのに。まったくもって残念で情けない。

 
40平米の面積は魅力的 最悪のベッド ベッドからデスク方向を見る

アウトベイシン 大理石張りのバスルーム タオルは3枚ずつ

 
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル 920901 930625 950417 950625 970526 021129 050121 050128 050930 051129 060112 060121 060203


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