コンサートで会いましょう喜怒哀楽トップページへ2004200320022001200019991998199719961995199419931992ホテル別インデックスレストラン別インデックス

2004.05.08.(土)

帝国ホテル Deluxe Room
Imperial Hotel
楽-2 スーペリア>デラックス
「ランデブーラウンジ」の壁
連泊中、この日になって隣室では子供を連れた若い女性グループが集まってドンチャン騒ぎを始めたため、苦情を言ってルームチェンジしてもらった。すでに深夜になろうという時間にルームチェンジをするのは容易でないが、我慢しながら集中力を削がれたまま一晩過ごすよりは早急に行動する方がいい。

新しく用意された客室は同じフロアの60平米近くあるデラックスルームだが、裏側の眺めが悪いタイプだった。そのため、デラックスタイプといえども、インテリアのクオリティはスーペリアルームに劣っていた。ただ、寝具に関しては羽毛布団に変わり、ベッドサイズも140センチと広いので、寝心地はこちらの方が圧勝だ。カーテンは手動、折れ曲がったコーナー部分にリビングスペースがあるが、ソファの幅が若干広くなる程度で、スーペリアルームにあるものと大差ない。その他収納スペースが多くなる以外に、設備面で加わっているものはなかった。

さらに、広くなったはいいが、空間演出的に配慮が足りないことも気になった。ベッドと壁の間、ベッドと窓の間などが妙にガランとした感じだし、照明がろくに当たらず薄暗い部分も多かった。マネージャーの説明によれば、隣室は個人客なのでさほどうるさいこともないだろうとのことだったが、深夜1時40分を過ぎたころから、隣室で改装工事でも始まったかと思うほど激しくベッドを揺らす音が響きだした。

今回のルームチェンジでは元の部屋を空け渡すことなく、そのまま同時に2室を使わせてもらった。デラックスルームは単純に寝室として利用した。翌朝になって元のスーペリアルームに戻ると、いささか狭く感じたものの、明るい窓から広がる見事な眺めに圧倒された。広さを取るか、眺めを取るか。今回の両客室を比較するなら、眺めとインテリアのクオリティでスーペリアルームに軍配が上がる。

チェックアウト時にはデューティマネージャーから滞在中に数々あった不行き届きの詫びをされたが、彼は当事者でないので通り一遍の挨拶程度にしか感じられなかった。ないよりはマシだが、まったく情を込めずに言葉を並べられても心には響かない。ベルは礼儀正しかった。その姿勢をベースに優れたサービスとは何か、実質的なところを学んで欲しい。

デラックスルームのベッド周辺 コーナーを利用したリビングスペース

リビングスペースからベッド方向を見る 化粧板仕上げのバスルーム

2004.05.08.(土)

吉兆
kitcho

喜-4 プライドとともに両立するホスピタリティ
大満足のお弁当
ふらりと通りかかったらゴールデンウィーク限定の弁当がお得で美味しそうだった。そのまま引き込まれるように暖簾をくぐった。予約をしていなかったが、快く案内してくれた。時計を見るとまだ11時半過ぎ。時間が早いので店内は空いていた。

メニューを見ると昼の懐石は11,550円から。そのあたりにも惹かれたが、今回は弁当目当てなのでそれを注文した。せっかくなので冷酒を少々。店内を見回すとシンプルな数寄屋造りが清楚なイメージ。サービスは極めて良好で、肩の凝らない優秀なものだった。品格があり、親しみがあり、心地よさを感じさせてくれる。

弁当も実によく出来ていた。5,775円と手頃ながらどこにも手抜きはなかった。帰りはマネージャー自ら深々と頭を下げて見送ってくれる。たかが弁当だけの客にも気を抜かない姿勢には感服。

[帝国ホテル] 920504 940213 960812 990701 991125 991212 010131 011130 011229 020209 020425 021016 021219 021221 030921 031207 031223 040424 040504 040505

Y.K.