カーペット清掃
2006.06.22(木)
ホテルグランパシフィックメリディアン Deluxe Twin Room
Le Meridien Grand Pcific Tokyo
怒-3

42平米デラックスルーム 夕方に到着して、チェックインは滞りなく行われた。部屋への案内を断ると、「必ずお部屋から近い非常口をご確認下さい」と念を押された。ホテル宿泊経験は数あれど、フロント係から非常口の注意を受けたのは初めてだった。更に、今回の部屋タイプには禁煙室がないので、消臭をして灰皿を片付ける対応をしたとも言っていた。シティホテルでは、ビジネス需要が減るほど、喫煙率が高くなるようだ。

のろいエレベータに乗って22階に着くと、エレベータホールがむせ返るほどにタバコ臭く、廊下全体が喫煙コーナーのような状態だった。まるで、タバコの煙を噴出する火山の火口に立っている気分。これは、愛煙家ですらぶったまげるに違いない。だが、室内の空気は、廊下に比べたらだいぶマシだった。

42平米のデラックスルームは、オーソドックスなレイアウトながら、ゆったりと造られている。全体的にエレガントな雰囲気を大切にしており、家具にも存在感がある。新たに導入された37インチの液晶テレビがひときわ目立っているが、それ以外はよく調和の取れたコーディネートだ。この部屋は、3名での利用をも想定しているらしく、窓側のベッドの下には、エキストラベッドが収納されている。そのため、マットレスが薄い上に、非常に硬くて、寝心地が悪い。また、あちこちに埃が積もっていて、不潔な印象があった。

また、この客室はレインボーブリッジビューのカテゴリーに属しているが、窓から眺めるレインボーブリッジは、目の前に建つ日航東京の尖塔によって、真っ二つに分断されて見える。レインボーブリッジは確かに見えはするが、追加料金を払って眺望を買った人にとっては、大いに不満の残る眺めだろう。

翌日の午前中のこと。部屋でくつろいでいると、廊下から尋常でない騒音が聞こえてきた。確認しに廊下まで出てみると、業者が入ってのカーペットクリーニングを行っていた。通常の清掃とは違って、カーペットに薬剤を撒いて、専用の強力掃除機で作業するというものだった。その様子は、害虫駆除か謎の伝染病対策のように大掛かりなもので、客がいるフロアでやっていいことのレベルを超えていた。

しかも、業者はその掃除機を客室の扉に乱暴に当てながら作業をしており、ドスン!ガシン!と暴力的な音がする。音だけ聞けば、消防隊かSWATでも突入してくるのではないかと思うようだった。この調子では、壁へのダメージも避けられまい。

アシスタントマネジャーに苦情を言ったついでに、この清掃のことは周知していたのか尋ねてみたら、兼ねてから予定されており、各部署には連絡済みだったとのこと。であれば、清掃の対象となるフロアの上下も含めて、クローズにするべきだ。客のくつろぎを軽視して、「東京リゾートシーン」が聞いてあきれる。

 
窓に近い方のベッドはスタッキング ライティングデスク 液晶テレビとバゲージ台

室内から入口方向を見る ベイシンとシャワーブース ベイシンとバスタブ

 
ホテルグランパシフィックメリディアン 991216 001112 011226 031112 060612


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