薔薇の名残り
2006.06.10(土)
横浜プリンスホテル Double Room
Yokohama Prince Hotel
哀-3

ガーデンの紫陽花 ホテルの館内は、一週間前に訪れた際よりも、一層の混雑を呈していた。だが、チェックインに待ち時間はなく、賑わいのみなもとは泊まらない客たちによるもののようだ。ロビーラウンジも相変わらずの混雑ぶりで、長い列が出来てる。上の階から店内を見下ろすと、かなりの空席があるのがわかるのだが、それでも客を案内せず空席のままにしている。おそらくサービスが追いつかないから、入店をコントロールしているからだと思われるが、せっかく見納めに来た客たちを、長時間待たせるというのは感心しない。

横浜プリンスホテル最後の滞在は、14階のダブルルーム。ホテルの形状はベールのような軽い曲線を描いているが、両端の方はほぼまっすぐになっている一部の客室を除けば、基本的に窓の幅は380センチなので、廊下が曲がっている部分にある客室のは入口に向かってすぼんでおり、やや狭いということになる。今回利用したダブルルームは廊下がまっすぐな部分に位置しており、入口付近にかなりのゆとりが感じられる。客室面積も、約2平米ほど広いことになっているようだ。

室内のレイアウトも、前回利用したツインルームとは若干異なっていた。特に違っているのは、やはり入口付近。ドアを入ると、前室風の空間があり、手前と奥の両方に扉があるユニークなクローゼットを回り込むようにして、居室へと進む造りになっている。ベッドは205×205センチの正方形で、窓際には2脚のアームチェアを置いている。ソファベッドがない分、ツインよりも広々としているのもいい。デスクやテレビキャビネットは横一列に配置されている。

チェックイン後には、ヨコハマ・プリンス・フラワー・プロムナードを見物した。グランドフィナーレプライスで、宿泊客は300円で入場できる。温室やガーデンに、様々な植物が展示されており、特にローズガーデンが見事。だが、すでに見頃は過ぎており、香りも薄くなっていたが、それでも様々な品種のバラを見ることができた。途中、施設内の「四季彩」で紅茶を飲んだ。簡素な設備で1,050円は高いと感じたが、薫り高い紅茶で、飲んでみたら納得だった。

翌朝は日本料理「磯子」で朝食をとった。ごはん、粥ともに2,400円。係は「ごはんでよろしいですか」と決め付けて掛かってきたが、粥が食べたかったので、粥を注文した。すると「少しお時間をいただきますが、よろしいですか」と念を押された。だが、実際にはすぐに運ばれてきた。そんなに粥を頼まれたくない訳でもあるのだろうか。

スムーズだったチェックインとは違い、チェックアウトは長蛇の列だった。列には並ばず、フロントが見えるイスに座って、列がなくなるのを待っていた。待つこと30分。ようやく列がなくなったので、チェックアウト。もうこれきり横浜プリンスホテルを訪れることはないと思うと、やぱり寂しいものだ。

 
ダブルルーム全景 ベッドは205センチ幅 デスクやテレビキャビネット

室内奥から入口方向を見る 両方から開くクローゼットの内部 バスルーム

アウトベイシン 「磯子」の店内 和朝食

ホテルと駅方面を結ぶ連絡ブリッジ アトリウムのモザイクタイルと噴水 アトリウムの天井を見上げる

ローズガーデン 色々な薔薇が咲いている 瑠璃雛菊

 
横浜プリンスホテル 991108 010421 020413 060603


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