コンサートで会いましょう喜怒哀楽トップページへ20052004200320022001200019991998199719961995199419931992ホテル別インデックスレストラン別インデックス

2005.06.25.(土)

東京プリンスホテル パークタワー Superior Twin Room
Tokyo Prince Hotel Park Tower
楽-3 外光がたっぷり入るバスルーム
東京タワーにUFO出現!?
今回は13時半に到着したが、スムーズにチェックインができた。サービスの雰囲気もよく、時間が有効に使えたこともあって、最上階のレストランを予約。客室に荷物を置いて、レストランへと向かった。

食事を終えて部屋に戻り、落ち着いたところで室内の様子を観察した。部屋タイプはスーペリアツイン、34平米だ。バルコニーの付いたエグゼクティブツインとの差は4平米だが、居室の広さを見る限りは、エグゼクティブツインの方がずっと広々しているように感じられる。

スーペリアツインには、入口付近に三角形のクローゼットがある。建物の角にある変形したスペースに位置している客室なので、クローゼットもユニークな形になったようだ。もう少し広ければウォークインクローゼットになったかもしれないが、結局、無駄に広いフツウのクローゼットになった。

居室は五角形に近い形状をしており、コーナーに沿って2面の窓が取られている。窓は窓枠で5枚に仕切られており、それぞれにレースカーテンが独立して付いているので、レースを全開にしても、開放的な雰囲気にならないのが残念。ドレープは重く、隅に寄せてもだぼついている。レースはブラインド式にしたらよかったように思う。

ベッドは2台入っているが、ベッド間が広く取られており、ナイトテーブルも幅が広い。窓付近にレザー張りのアームチェアと大理石のテーブルを置き、窓の隅にデスクユニットを据えた。デスクユニットには引き出しを備え、テレビもそれに載っているので、やや窮屈な印象。たまったドレープがすぐ横にあるので、それが邪魔に感じられる。

テレビは液晶だが22インチと小型。だが、デスクに添えられた回転式の椅子は大型でしっかりしている。椅子そのものはいい感じだが、狭い空間にはアンバランスかもしれない。ちょっと動くと、あちこちにぶつかる。DVDプレイヤーを借りたが、これだけ大きなホテルに4台しか備えていないとのことで、返却待ちだった。

照明はナイトランプ、デスクスタンドの他は、天井のシーリングに頼っている。それぞれ独立しており、調光も可能だが、やや平板になることは避けられない。夕方になると、窓にシーリングが反射して、まるで東京タワーにUFOが出没したように見えて面白かった。

バスルームはとても魅力的だ。居室と同じ高さの窓に面しており、外を望むように設置されたL字型のベイシン台、ブロアバス、シャワーブースという構成で、トイレは完全に独立している。バスタブ上のハロゲンとベイシン上の蛍光灯のスイッチが独立しているのがいい。ただ、バスタブは窓に背を向けて浸かるように配置されているのが残念。空を見ながらブロアバスに入れたら、どんなに快適だろう。

バスルームのインテリアは、エグゼクティブルーム同様に、石とタイルに加え、部分的に大理石風プラスチックを使って仕上げている。腰までは黒い石だが、上部はグリーンの大理石柄タイルを張った。シャワーブースからも外が見えて気持ちがいい。タオルはエグゼクティブルーム同様の肌触りのいいもの。バスローブも備える。アメニティはエグゼクティブフロアよりもワンランク下がるが、それでも他のホテルと比較すれば、充実している部類に入る。

開放的なバルコニーを取るか、眺めのいいバスルームを取るか、パークタワーに泊まる時には毎回迷ってしまいそうだ。

5枚の窓のあるスーペリアルーム デスクの脇にバスルームの扉とトイレの扉が

ベッドの間は広い 完全に独立したトイレ

ベイシンから見る庭園 ベイシン脇の鏡に映った東京タワー

シャワーブース ブロアバス

2005.06.25.(土)
レストラン ブリーズヴェール
Restaurant Brise Verte
楽-2 オーセンティックな料理
メインディッシュ
最上階にあるメインダイニングは、高い天井と2段になった躍動感のあるデザインをしたダイニングホールが印象的だ。窓際にはセミコンパートメント風の席がゆったりと並び、天井まである窓からの眺望と共に、静かな環境で食事ができるようになっている。だが、週末だけあって、子供連れの客が多く、観光地のドライブインのような賑やかさだった。いい席を用意されたが、静かに落ち着いて、という雰囲気にはならなかった。また、セミコンパートメントは、サービス陣の注意をも遮断しており、サービスが行き届かないこともしばしばあった。

店内のインテリアはシックにまとまっており、トップライトの意匠なども興味深い。それに似合った近代的な料理が提供されるのかと思いきや、料理はどこまでもオーセンティックだった。盛り付けも付け合せにも、新しさはかけらもない。ランチコースは5,000円、7,000円、9,000円、ディナーコースは15,000円と20,000円と、グルメも唸る名店並か、それ以上の値段設定をしている。今回注文したのは7,000円のランチコース。上質の素材を用いているので、値段に関しては納得がいったのだが、生野菜が傷んでいたのが残念。

皿はオリジナルで、ウォーターグラスはバカラ製。サービス陣は若い女性から落ち着いた中年男性まで幅広く揃っているが、覇気が感じられなかった。オープン当時の決心は、もうどこかへ消え去ったのか。

[東京プリンスホテル パークタワー] 050430 050522 050618

Y.K.