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2004.06.09.(水)

浦安ブライトンホテル Hollywood Twin Room
Urayasu Brighton Hotel
哀-2 電気ドリル
ハリウッドツインベッド
到着はとてもスムーズだった。駅前の生活感のある風景から切り離された上質な空間は、まさにオアシスといった雰囲気がある。フロントには2名の係が立ち、ベルスタッフはそれよりも多くいるようだった。客室まで案内される途中、前回世話をしてくれたマネージャーを見かけるが、ほかのゲストと会話していたので、声を掛けずに通り過ぎた。ベルスタッフは非常に丁寧だったが、説明が細かすぎて、やや行き過ぎの感もあった。どの程度の説明や言葉掛けが適切かをゲストの風貌から見抜くのは難しいが、日々違うゲストに接しながら経験を深めて欲しい。

今回利用した客室は低層階のハリウッドツインルームだ。客室の改装が進み、もともとはダブルベッドが入ったシングル仕様の客室を、ニーズに合わせて2台のベッドを並べたタイプに改めた。各フロアともに片廊下式で開いた扇のような形に客室が並んでいるのは共通だが、低層階は廊下が正面側にずれているので、すべての客室が標準よりも狭くなっている。標準タイプが42平米あるのに対し、こちらは32平米とコンパクトだ。

バスルームが標準タイプと同等のものを設置しているので、バスルームが占める面積の割合が大きい。アウトベイシンで洗い場を持った広いバスルームはとても快適だ。アメニティやタオル類などは高層階に比べて少なく、バスローブや小型テレビの用意はない。

32平米と言えばシティホテルとして十分な面積だが、バスルームから出てくると居室が狭く感じる。バスルームが広いからだろう。室内はベッドの真っ白いデュベカバーがまぶしいほどで、木目のブラウンやソファの濃い色調のファブリックが引き締めている。しかし、使いやすさは今ひとつだった。クローゼットはビジネスホテルのシングルルームのように小さく、バゲージ台がなく、引き出しもひとつとしてないので、荷物を片付けられない。液晶テレビが載っている台にはスツールが添えられ、一応ドレッサーやデスクの役割を兼ね備えているのかもしれないが、どうにも狭くて役に立たない。身軽にふらりと立ち寄れる時向けの客室だ。

ベッドの寝具は快適だったが、幅が100センチに満たず窮屈。また、窓からの景色は低層階だけに価値のないものだった。駅のホームが見える程度で面白みもないし、窓の外側が極めて汚れており、網戸越しに見る景色のようだった。

この日は5階が改装中。更に深夜0:46からは電気ドリルを使った工事が始まり、何事かと驚いて飛び起きたほど。チェックアウト時に工事について尋ねたが、まったく把握していない様子。改めてマネージャーに尋ねてみると、階下のキッチンの改修工事を行っていたとのこと。深夜に電気ドリルを使った作業をする予定があるのなら、すべてのゲストを高層階に移す程度の配慮が必要ではないか。

窓に背を向けたソファと小さなクローゼット テレビに占拠されたデスク

窓は標準客室と同じ幅がある ベッドの脇にバスルームの入口がある

広いバスルーム ベイシン部分はフローリングの床

[浦安ブライトンホテル] 990716 040329 040423

Y.K.