2003年12月7日 |
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帝国ホテル Superior Room | |
哀-1 神話崩壊の序曲 | |
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帝国ホテルに車で着いたのは昼過ぎ。正面玄関にはちょうど成田からのリムジンバスが到着し、ドアマンやベルマンのほとんどはリムジンバスの方に付きっきりになっていた。バスのすぐ後ろに停まっている車には、ドアマンとベルマンがふたり掛かりで荷物を積み込んでいる。結婚式を終えたゲストなのだろうか、若いゲストだが大量の荷物だった。その後ろに並んで順番を待っていたが、ドアマンが片手を挙げ、掌を広げて示すSTOPのサインは、少なからず威圧感を与えるポーズに見えた。直後に軽く一礼でもすれば印象は和らぐだろうが、こちらが車を停止したのを確認すると、何の反応もなく元の作業に意識を戻してしまい、無礼な態度と待たされていることが重なり、気分が悪かった。
やっと順番が回ってきたが、今度は先日のグランドハイアット同様に、荷物を乱雑に扱われて困惑した。ここでもハンガーの肩を鷲づかみ。ドアマンの表情こそにこやかで好印象だが、仕事内容は粗野だった。帝国ホテルよおまえもか。これまで帝国ホテルのそつなき仕事ぶりを高く評価してきたが、その「減点のしようがない」完成されたサービススタイルが崩壊しつつあることを、確信した瞬間を迎えてしまった。 続くフロントカウンターでは、物腰の柔らかい女性の係がチェックインを担当。手続きが済むと、フロント前のベンチに座って、客室への案内の順番を待つように言われ、その通りに待った。どこかで味わったような気分だと思ったら、それは病院の順番待ちだった。 今回の客室は、タワーの銀座サイド。眼下には鉄道が通り、ひっきりなしにいろいろな電車が行き交うので、眺めていて飽きないが、その音は26階にもかなり聞こえている。見晴らしもよく、銀座や汐留などの東京らしい景観が楽しめる。32平米の客室はオーソドックスなレイアウトだが、塗装の壁や丸みのある天井が個性を感じさせている。出窓のそばにセットされたアームチェアにはオットマンも添えられる。清掃はよくできていたが、テレビのリモコンがベトベトして気持ちが悪かった。 バスルームはベイシン部分までがカーペット敷き。シャンプー・リンスは資生堂のリラックス効果のあるやわらかい香りのものだが、ソープはカネボウ。メーカーが違うのはかまわないが、それぞれの香りの相性が悪かった。ターンダウンはフルサービス。シャワーを浴びた後だったのだが、アメニティは補充され、バスタブも拭き上げてあった。 タワーのエレベータが改装され、より華やかになった。それにあわせ、これまで2階どまりだったエレベータを、時間限定ながら地下1階に停止させるようにした。これまでアクセスが不便だった地階レストランに行きやすくなり便利。地階からエレベータに乗るにはルームキーが必要となり、セキュリティにも配慮されている。 |
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2003年12月7日 夜 | |
帝国ホテル 「ユリーカ」 | |
楽-3 野菜カレー | |
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21:30に入店。サービスは明るく礼儀正しい。謙虚さも見られるようになり気取った雰囲気はなくなった。「ユリーカ」と言えば、いつでも満席の賑わいというイメージがあるが、この時はピークは過ぎたのか、店内は思ったより落ち着いていた。ディナーコースはオーストラリアフェアをテーマしており4,000円。それもいいかと思ったが、野菜のカレー2,000円に惹かれた。スープとコーヒーを付けるとプラス1,000円。この日のスープはオニオンスープだったが、まったく味がなく悲しかった。野菜カレーは正解。ボイルしたもの、グリルしたものをあわせ、野菜がごろごろ載っていて楽しかった。食後のコーヒーも美味しかった。 | |
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[帝国ホテル] 920504 940213 960812 990701 991125 991212 010131 011130 011229 020209 020425 021016 021219 021221 030921 |
Y.K.