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京王プラザホテル Suite  
Keio Plaza Hotel 2010.07.31(土)
東京都新宿区 哀-2

エレベータホールのミラー

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見捨てられた部屋


土曜日のチェックインタイム、フロントは大混雑していた。カウンターの後ろから伸びる列は、ポールで仕切られたレーンを越え、かなりの長さになっているが、なぜかなかなか先に進まない。ベルアテンダントたちは機敏に動き回り、本館、南館に分かれた広い館内を客や荷物ともに往来しているようだ。

フロントを見ると見習いのプレートを付けた係が、ひとつひとつの動作を確認しながら、ゆっくりと丁寧に業務をこなしている様子。だが、客を20~30分も待たせてすることではない。通りかかったマネジャーに文句を言うと、プラザプレミアカウンターに案内され、すぐさまチェックインが行われた。

今回予約してあったのはスイート。以前、ここがインターコンチネンタルに属していた頃には、時折アップグレードされることがあったが、今ではアップグレードなどまずないことなので、最初から予約してみたのである。

その理由は、部屋のレトロさ。先日、新高輪で古めかしい部屋に泊まった時に、そういえば新宿のホテルは概ね改装が済んで、残る旧式スイートは京王プラザくらいだなと思い浮かべたのがきっかけだった。

用意されたのは、客室階としては最上階にあたる41階のスイート。このフロアにはインペリアルスイートやプレジデンシャルスイートもあるので、部屋数はとても少ない。スイートの広さは72平米で、デラックスルーム2室分、スタンダードルーム3室分の面積がある。

エントランスドアを入ったところはホワイエになっており、床は大理石。ミラーの壁面に装飾的なブラケットやコンソールテーブルなど、スイートの入口らしい設えだ。

ホワイエ

ホワイエの傍らには、エキストラトイレの扉がある。トイレ内は腰までが石張りで、小さいながら洗面台も備えている。

エキストラトイレ

リビングルームは横幅の広い間取りで、横一列に4枚の窓を持っている。ダイニングセット、ソファセット、テレビ、ティーサーバーワゴン、冷蔵庫、ワークデスクという構成。窓のカスケードドレープと、ダイニング上のシャンデリアが印象的だ。しかし、シャンデリアの電球は、なぜか明るさがまちまちで気持ちが悪い。

リビング

ダイニングセットは4人用。テーブル天端は大理石製で、レース風のテーブルセンターを置いている。ルームサービスでの食事はもちろん、デスクワークにも便利なテーブルだ。というのは、リビングの隅に置かれたワークデスクが、あまりに小さくオマケ的なので、そこで作業をするより、デスクの方がはかどるのである。

リビング

ソファセットは、3人用。2人掛けのソファ両脇には、スタンドの載ったサイドテーブルがあるが、一方は四角く、もう一方は丸い。四角いローテーブルの天端はガラス製だ。ひとり用ソファの背後にあるのは、ベッドルームに通じているカウンター。まるで人形劇用ステージのようでかわいい。

リビング

それにしても、冷蔵庫がリビングの目立つ場所にむき出しで置かれているのは、無粋ではないだろうか。中身は4本のビール、4本のソフトドリンク、4本のミニボトル、2本のクォーターボトルワインのみ。スカスカで空きスペースも多い。

リビング

となりのワゴンに載った茶セットは、一般客室よりもよい器を用意している。茶もティーバッグではなく玉露の茶葉だが、自分で入れるにはかえって面倒でもある。

茶セット

テレビは以前、大きなアーモアに入っていた。そういえば、当時はそのアーモアの一部に冷蔵庫が収まっていたような気がする。テレビが42インチの液晶型になったことで、アーモアは取り払われ、テレビは安っぽいラックに載せられるようになった。そして冷蔵庫もはじき出され、むき出しに置かれるようになったのだろう。

リビング

ベッドルームはほぼ昔ながらの様子をとどめている。はなだ色のベッドボードに分厚い織物のベッドスプレッドが、レトロな雰囲気を醸す。また寝心地もレトロだ。古いマットレスに横たわると、昔はこんな寝心地にも不満を感じず過ごしていたのかと驚いてしまう。

ホテルとしても、もはやこの部屋への思い入れは捨て去ったのか、マットレスも、デュベも、スプレッドも、すべてのサイズが合っていないとは困ったものだ。しかも、シーツの張り方がいかにも乱雑で、もう一度自分で張り直さなければ眠れなかった。

ベッドルーム

ベッドルームの窓は2枚分。部屋がコンパクトな分、ドレープのカスケードがリビングよりも目立って見える。また窓台が低いので、窓際のベッドからは、横になった状態のままでも景色が眺められる。

ベッドルーム

ベッドの脇にはドレッサーがあり、前には洒落たミラーとブラケットライトが取り付けられている。ドレッサーの隣には、引き戸のクローゼットがある。

ドレッサー

クローゼット以外にも、リビングとベッドルームの間にあるカウンター下にも、十分な収納スペースを持っている。テレビもここにあるが、大きさは26インチと小ぶりだ。

ベッドルーム

バスルームは大理石張りで立派だが、照明がとぼしく、やや暗い。ベイシン、トイレ、シャワースペース付きウェットエリアが並んでいる。

バスルーム

ベイシンは一面で、天端はあまり広くない。ミラー部分もベイシン前の一部だけだ。ベイシンの脇にはすぐトイレがある。

ベイシン

ガラスで仕切られたシャワースペース付きウェットエリアには、ブロア機能付きの大型バスタブを備えている。しかし、ここは湿度が常に高いままなのか、石の一部が腐りつつある。

また、バスタブが湯を溢れさせられる仕様なのはいいが、勢いよく湯を溢れさせると、ドアの仕切りが低いために、ベイシンの方まで湯が流れ出てしまうので注意が必要だ。ブロア機能のスイッチの位置もよくないなど、せっかくのバスルームだが不満が残る。

バスタブ

バスアメニティはロクシタンなどプラザプレミア同様のラインナップに、さらにスイート用のアイテムも加わって充実している。タオルは3サイズが4、2、2枚置かれている。

バスアメニティ

全体にファブリックなどに傷みや汚れが目立っている。カーペットは限界かもしれない。それよりも、ホテルがこの部屋に愛情を注いでいないように感じられたことが残念だった。

チェックアウト後は、フロント脇にある「ティー&カクテルラウンジ」で一杯のコーヒーを。午前中は人も少なく、落ち着いた環境でゆっくりと過ごすことができた。

ラウンジ

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京王プラザホテル

このホテルに関する過去のレビュー

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