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上田東急イン Twin Room | |
Ueda Tokyu Inn | 2010.06.08(火) |
長野県上田市 | 哀-1 |
ARCHIVES ・ 1992 |
クオリティが下がった朝食 岡山から名古屋を経由して、特急しなのに乗って車窓からの眺めを楽しみ、篠ノ井で下車。そこからはしなの鉄道の普通列車で上田へ向かった。ちょうど高校の授業が終わった時間と重なり、車内は学生たちの賑わいが響きわたっていた。 やがて上田駅に到着すると、今まで曇り空だったのが、ぽつりぽつりと雨が落ち始めた。上田東急インは駅のすぐ前にある。駅出口から玄関までの間に屋根はないが、まだ濡れるほどの雨ではなかった。 チェックインはスムーズに行われ、スタッフの接客ぶりには好感が持てた。ロビーは広く、2階まで吹き抜けになっている。吹き抜けの下は何もないホール空間。脇には2階へと通じる大階段がある。 客室へのエレベータは2基。客室フロアへ行くと、まだ客室清掃が完全には終わっておらず、明るく人懐っこい清掃係のおばちゃんが「ごめんなさいね」と声を掛けてきた。 今回の部屋はツインルーム。広さは23.5平米とコンパクトだが、それでもこのホテルではスイートに次いで広い部屋だ。印象的なのはブルーのカーペット。スイートも含め、他の部屋も同じカーペットを使っているようだが、この部屋に限ってインパクトを感じるのは、床面の露出が多いからだと思われる。 部屋の奥行きはシングルルームと同じなので、ツインルームとしてはドアから窓までの距離が短いのだが、その分、横幅を確保してあるため、むしろ広々と感じられる。そして、家具やドレープの色が控え目であることも、カーペットを引き立てているようだ。 ベッドとデスクの間の空間を利用して、丸いテーブルとふたつのアームチェアを備えたシッティングスペースが設置されており、背後にはパンツプレッサーや空気清浄機もある。チェアの回りが窮屈でないので、ゆったりとくつろげる雰囲気だ。 一方、ベッドは両脇の壁か窓に囲まれている。ベッドボードもシンプルだ。それぞれのベッドは120センチ幅で、古いマットレスとカバーと一体になった薄い寝具を使っている。この寝心地はすでに時代遅れ。いくら東急インでも、何とかならないものだろうか。 デスクユニットは東急インとしては大型な部類だろう。イスの両側には引き出しを備え、通常デスク下にある冷蔵庫も、クローゼット脇のミニバーに置かれている。ただ、無料で使える高速インターネットアクセスは、利用者が多いのか、きわめて低速でイライラさせられた。 卓上には観葉植物と折鶴が置かれ、ホッと和ませてくれる。また、テレビはびっくりするほど小さなものが置かれている。 バスルームはシンプルなユニット式。照明にパワーがなく、なんとなく薄暗い印象があった。そして、シャワーカーテンがヒラヒラで、シャワーを浴びていると体にまとわりついてくるのが気持ち悪かった。これも時代遅れを感じさせる出来事だった。 朝食の印象は年々悪化する。レストランや宴会場フロアがモダンに改装されたのはいいが、レストランは白を基調としたため、汚れが目立つようになってしまった。フードカウンターのメンテナンスは、行き届かないというより、これ以上はするつもりがないという感じ。朝からビートの効いたBGMも耳障りだった。 |
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