ヒルトン大阪 Executive King Room |
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Hilton Osaka |
2009.01.18(日)
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大阪市北区 |
楽-2
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ヒルクマさん | 昨年の夏にここを訪れた際には、1階のフロントをスルーして直接ラウンジでチェックインしようとしたことで、ちょっとした行き違いと時間のロスがあったので、今回は最初にフロントへ立ち寄ってチェックインした。
フロント前には常時、係が立っている。時折、客の案内などで不在になることもあるが、そうなる時間は少ないようだ。この時もベルアテンダントが立ち、夕刻でちょうど重なったチェックイン客の誘導をしていた。 チェックインかを確認したのち、HHonorsの会員かどうか尋ねられる。そうであれば赤いカーペット敷きの専用カウンターに案内されるが、この時は専用カウンターの方が混み合っており、先に空いた一般カウンターに案内された。にこやかな係による手続きはスピーディでスムーズだった。 アップグレードで用意されたのは前回同様のエグゼクティブルーム。新装の部屋はまだ2回目の利用だが、すでに新鮮さはない。1回目の時には、東京のエグゼルームにはない工夫に感心したり、軽やかな色調のインテリアに魅力を感じもしたが、そういう好印象はよほど優れていない限り長持ちしない。 むしろ、いいところに慣れてしまったことで、気に入らない点が浮き彫りになる。壁が殺風景でつまらないとか、照明がほどよく調節できずに不便だとか、バスタブに熱い湯を出したくても不可能だとか、エグゼ階客室でもLANが有料なことなど、「どうにかならないの?」と思うことが次々と気になりだすのだ。 ウェルカムフルーツはみかん2個と、昨年よりもまた一層ケチになった。それでもみかんの鮮やかな色は淡いカラースキームによく映えている。だが、ウェルカムフルーツには客の重要度によってグレードがあって、これは最低ランクのものだ。まあ、これ以下にするのはむしろ難しいだろうけど。 それはそうと、フルーツのグレードについてなまじ知っていると、「あなたはさほど重要な客ではありません」と言われているような感じがなきにしもあらずである。例えるなら、毎年季節ごとにドレスやスーツを新調するブティックで、来店の度に50円か100円のクーポン券を渡され、「ご愛顧に対する感謝の気持ちです」と言われているようなもの。それなら、丁寧な接客で表現してくれる方がありがたい。 チェックイン後は、まずジムへ行ってから、ラウンジでトマトジュースを一杯。その時、ちょうどカクテルアワーだったが、ラウンジ内は静かで落ち着いた雰囲気が保たれていた。やはり1月は外国人がとても少なく、館内どこにいてもあまり外国人を見かけない。 ヒルトンと言えば、ビジネスマンたちが作り出す国際的な雰囲気。それがないのはちょっと寂しいが、たまには静けさに包まれたラウンジも悪くない。ラウンジの係にはすでに顔を覚えられ、名前を聞かれることはないし、係から進んで話しかけてもくる。親しみやすい接客だが、馴れ馴れしいことはなかった。 夕食はルームサービスでハンバーガー。エキストラで目玉焼きをトッピングしてもらった。サイズはどちらかといえばコンパクトだが、山盛りのフレンチフライが添えられてくるので、トータルのボリュームはかなりのものだ。焼き具合は聞かれなかったが、ハンバーグは中までほどよく火が通っていた。 朝食はラウンジではなく「チェッカーズ」を利用した。早い時間は混雑もなく、ゆっくりと過ごせるのがいい。大阪らしいのはたこ焼きだ。他に刺身コンニャクや蕎麦など、他のヒルトンではあまり見かけないアイテムも並んでいる。 キャッシャーではヒルトンベアが980円で売られていた。結構ひとつひとつ顔が違うものだなぁと思いながら眺めていたら、キャッシャーの係に「おひとついかが」と薦められ、同じくショーケースに並んでいたチョコレートをいくつかと一緒に包んでもらうことにして、一番顔つきがいいのを東京に連れ帰った。 |
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