ベッドから眺める夜景
2007.09.10(月)
新横浜プリンスホテル Deluxe Double Room
Shin Yokohama Prince Hotel
哀-3

窓を向いて置かれたキングベッド 雨の月曜日。ただでさえ憂鬱になりそうなのに、帰宅ラッシュの新横浜駅には人が溢れかえり、更にストレスが増す環境だった。駅構内は新しい駅ビルの建設が進められており、通路がすっかり変わってしまっていた。さて、プリンスホテルへはどう行ったらいいのだろう。構内の案内図も、ホテルへのルートを示した看板もなく、たぶんこちらだろうと思う方向へ、人の流れに沿うようにして進むしかなかった。

だが、道に迷うことなくプリンスホテルに到着した。併設されているショッピングプラザ「ぺぺ」を抜けてホテルに入ると、そこは何となくアミューズメント施設のような雰囲気のロビーになっている。長いカウンターのあるフロントに客の姿はなく、すぐにチェックインをすることが出来た。

だが、またしても予約が間違っていた。今回予約してあったのは、改装を終えたデラックスダブルルーム。係が言うには、旧タイプのツインで予約が入っていたらしい。もう一度確認してもらうと、ホテルの手違いであることがわかった。反省する素振りすら見せないのは気に入らなかったが、所詮ビジネスタイプのプリンス。期待もしていないので、無愛想に渡されたルームキーを手に、重たい荷物を自分で持って客室へと向かった。ベルも待機しているのに、そ知らぬ顔。印象の悪いチェックインとなった。

アサインされたのは39階の部屋だった。客室のあるフロアとしては最上階である。このフロアには新設された2室のスイートと、12室のデラックスダブルルームがある。この時点で改装が済んでいるのは、24階から29階までと、38階ならびに39階のみ。今後も順次改装を進めるらしい。

デラックスダブルは、レギュラールーム2室分の面積があり、2面の窓からはパノラミックな景観が望める。全体をダークブラウンでコーディネートし、モダンで落ち着いた雰囲気に仕上けているが、質感はそれほど高いわけではない。入口脇には狭いクローゼットがあり、居室の手前側には、ベッドにもなるソファセットとドレッサー兼ライティングデスクを備えた。

奥にはベッドを設置。窓を向いたキングベッドからは、寝ながらでも景色が見えるのはいいが、マットレスの厚さは15センチしかなく、とても硬くて寝心地は悪い。ベッドとソファの間には、回転台に載った32インチの液晶テレビがあるが、地デジにはまだ対応していない。また、天井高が245センチと低いため、やや圧迫感がある上に、カーテンの色が濃いので鬱陶しさもあるが、すぐ上の40階がレストランである割に、足音などは気にならなかった。

LANは通常は有料だが、このフロアは無料で利用可能だ。冷蔵庫は空で、氷は廊下にある自販機で100円で販売しているなど、品川プリンスに近いシステム。照明はハロゲンのダウンライトや、柱に仕組まれた蛍光灯の間接照明などがあり、かなり明るいだけでなく、調光可能な部分も多いので便利だ。

バスルームとトイレは完全に独立しており、バスルームは160×240センチサイズのユニット。タオルは3サイズが2枚ずつ、アメニティもそれなりに揃っている。カランの給湯が遅いのが気になるが、シャワーの水圧はまあまあだった。それにしても、ここも清掃はいい加減だった。窓、壁、デスクの上、ベイシンなどに汚れが残り、トイレの壁には尿撥ねが残っている。これでは公衆便所のレベル。もう少し丁寧に仕上げてもらいたいものだ。

 
リビングスペース リビングスペースからベッドを見る ライティングデスク兼ドレッサーのミラーには蛍光灯が仕組まれている

ベッドを斜めから見たところ ベッドを足元から見たところ ダブルベッドルームなのにソファベッド?

デスク 外観 景色

ユニットバス バスタブ アメニティ

吹き抜けを見下ろす 改装フロアのエレベータホール ロビーのパティオ

エレベータホール エレベータホールの天井 フロントカウンター前

 
新横浜プリンスホテル 941203 000419 031101


公開中リスト | 1992 | 1993 | 1994 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1999 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 |
| ホテル別リスト | レストラン別リスト | 「楽5」「喜5」ベストコレクション |