決意のアップグレード |
2007.06.02(土)
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新潟東急イン Twin Room | |
NIigata Tokyu Inn |
楽-1
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コンサート出演のため、新幹線「とき」と特急「いなほ」を乗り継いで、新潟県村上市へ向かった。新潟駅から村上駅までは、わずか1時間足らずの乗車で、これまで何度も利用しているのだが、車窓から見る初夏の風景は新鮮に感じられた。特別見事な景観ではないが、水田や遠くの山々などを見ていると、自分の故郷ではないのになぜか郷愁を思い起こさせる。村上は小さな町だが、堆朱や三面川の鮭で名高い城下町として観光客からも人気が高い。温泉、おいしい空気、日本海に沈む夕日、雄大な風景など、のんびりした旅にぴったりの見所が結構あるようだ。
出来れば村上に滞在したかったが、主催者が用意した宿は新潟市内だった。それも毎度お馴染み東急イン。駅前で立地的には非常に便利だが、溜まった疲れを癒すには不十分である。だが、チームで行動しているのであまり勝手は言えない。であれば、せめて少し広い部屋をと思い、チェックインの際にルームアップグレード券を使うことにした。 これはコンフォートメンバー事務局から半年に一度送られてくる冊子に入っているもので、アップグレード券2枚、ウェルカムドリンク券2枚などが含まれている。その他にも何種類か券が付いているが、あまり役に立たないので、これ以外は使ったことがない。半年に2枚の切り札をここで使ってしまうか、それとも8時間ほどの短い滞在だからシングルで我慢するか。一瞬悩んだけれど、思い切って券を差し出した。 フロント係の中年男性は、手馴れた対応で、物腰の印象も悪くない。「広いお部屋ですと、喫煙のツインでしたらご用意できますが」とのこと。ビジネスホテルの喫煙ルームというのは、臭いが凄まじいかもしれないと躊躇したが、今日はやっぱり広い部屋がいい。「喫煙でも結構です」と答え、券と引き換えにルームキーを受け取った。 用意された客室は18平米の標準的なツインルーム。シングルが約14平米なので、たった4平米しか違わないのだけれど、「シングルより30パーセント近くも広い」という考え方もある。実際、部屋に入った時の印象は、シングルよりずっとマシ。でも、いささかタバコの臭いが気になる。窓は開かないので、持参したルームスプレイをシュシュっとまいて応急処置をした。 18平米の空間にベッド2台は、幅が110センチと狭くても結構窮屈だ。窓際一杯までベッドが迫る。その他は、テレビ台、冷蔵庫、デスクが一体となったユニット家具と、小さなバゲージ台が設置されている。以前は冷蔵庫に幾つかの飲み物が入っていたが、いつの間にか空になった。室内にくつろぎのスペースはなく、デスクのイスと、別に添えられたスツールがあるのみ。コーヒーテーブルもない。クローゼットは入口脇のわずかな隙間を活用している。 バスルームは2.5平米程度のユニットバス。とても狭いがバスタブは140センチの長さがあり、これでもシングルのバスルームよりは広々としているが、照明が電球ひとつだけで薄暗く感じた。一方、居室の照明はシーリング、デスク、ナイトランプ、入口のダウンと充実しており、対照的なまでに明るい。この部屋は、エレベータホールの目の前というロケーションで、夜は気にならなかったものの、清掃が始まると廊下が騒々しく感じられた。 |
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新潟東急イン | 060217 060628 |
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