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2005.12.06.(火)

ウェスティンナゴヤキャッスル Executive Superior Room
The Westin Nagoya Castle
喜-3 当たり前を習慣に
ロビー
東京に戻る予定を急遽変更し、もう1泊名古屋に滞在することになった。空きを調べてみると、名古屋のホテルは混雑を呈してた。どこも割高な料金で、短い滞在にはもったいないという気持ちがあったが、背に腹は代えられない。比較的得なのがウェスティンだったので、予約を入れた。

結果的にはウェスティンにしてよかった。少々不便な場所ではあるが、それを埋めて余りあるサービス努力は実に素晴らしい。ヒルトンも、ビシッと引き締まった空気の中に、ふと家族の温もりを思い出させるような装飾の演出があって、仕事を大いに後押ししてくれた。だが、今回の比較ではウェスティンの気配りの方が常に一段上を行っていて、好感が持てた。客を待たせない。来てくれた客を歓迎する。客に丁寧に接する。当たり前のことだが、そこへの思いいれを感じさせてくれるホテルは少ない。

素早いチェックインと、各係の連携プレーは、一昨日の滞在時と同様に安定していた。ここでは、当たり前のことなのだろう。若いスタッフのにこやかな表情も、大変すがすがしい。

今回利用した客室は10階にあるツインルーム。客室のあるフロアとしては最上階にあたるので、スイートが数多くある。正面に名古屋城を望む景観は前回のダブルルームと同じで、部屋の面積も大差ないが、ベッドが2台入り、家具のデザインが違うと、随分と印象が異なる。

ベッドは一瞬ヘブンリーベッドのように見えるが、そうではない。シモンズのマットレスと、白い格子柄のデュベカバー(都度替えはしない)を使っているが、似て非なるものだった。窓際には、窓の高さに合わせたカウチソファーが置かれ、サイドテーブルにスタンドを載せている。

デスクユニットは、部屋の広さの割りに小ぶりで、しかも材質が安っぽい。コンパクトなところにテレビ、ミニバー、湯沸し、ティーセットなどをまとめているものだから、この付近だけ混み合って乱雑な印象を受ける。バスルームは古いままで、前回のダブルルームと同等。古めかしいバスタブには歴史を感じる。

夕食は「ブローニュ」のディナーブッフェを利用した。大都市の高級ホテルなのに、ディナーブッフェが2,500円という安さにとても驚いた。この価格にソフトドリンクバーも含まれている。フライとしゃぶしゃぶのフェア期間中で、目玉料理は料理人が目の前で調理して仕上げている。エビフライやカキフライは、衣がさくっとしていて軽やか。しゃぶしゃぶも、思わず何度もおかわりをしてしまった。サービスもよく気が付き、快適だった。

翌日の朝食は、前回と同じ「西の丸」の和朝食を。小鉢や焼き魚などが変わっていて、連日利用したとしても飽きない工夫があるようだ。この日は私語も少なく、きちんと仕事に専念していた。たまたま厳しいマネージャーでもいたのかもしれないが、スタッフの無駄話が聞こえないだけで、なんだか急に上品さが数割アップしたような印象だった。

ツインルームからの眺め ヘブンリー風ベッド

窮屈なデスク周り カウチソファ

バスタブ ベイシンとアメニティ用の棚

ロビーのクリスマスツリー ロビー

[ウェスティンナゴヤキャッスル] 040921 051204

Y.K.