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2005.01.14.(金)

小田急ホテルセンチュリー相模大野 Standard Twin Room
Odakyu Hotel Century Sagami-Ono
楽-2 Summer Time
メインエントランス
相模大野は以前暮らした街に近いこともあって、懐かしさを味わおうと、なるべく早めにチェックインをして、辺りを歩いてみたかった。15年前は、まだこんな立派な駅舎はなく、降り立つと都心との気温差を感じる狭いホームと、大勢が一度に歩くと振動が生じるような古い階段が記憶に残っている。今では駅前もすっかり整備され、近代的な街並みになった。だが、路地を少し入ると、小さな喫茶店やカウンターバーなどが点在し、隠れ家探しも楽しめる。

チェックイン時、係から「以前もご利用いただきましたでしょうか?」と尋ねられた。頷くと、カードのプリントやデポジットを要求することもなく、サインだけの簡単なチェックインが済んだ。予約はノンスモーキングのシングルルームだったが、アサインされたのはスモーキングのツインだった。臭いはまったく気にならなかったので、そのまま利用することにした。

部屋に入ってすぐ、ふとデスクの上を見ると、仕上がったランドリーが届けられていた。まだチェックインしたばかりのなので、もちろん身に覚えがない品だ。もしや、誰かが滞在中の部屋に間違えてアサインされてしまったのかと不安に思ったが、添えられたランドリー伝票をよく見てみると、他の客室に届けられるべき品物であることがわかった。持ち主が記入した伝票は、確かにパッとみた感じ、この客室のルームナンバーを記入してあるように見えるが、しみじみ見ると「2」が「0」のように潰れて書かれていた。これは間違えても仕方ないかもしれないと思いつつ、フロントに電話をして引き取ってもらった。

このホテルは、同じカテゴリーのスタンダードツインにも、いくつかレイアウトが違うパターンがあるようだ。設備や備品は同等だが、ミニバーの位置やベッドの配置などが微妙に違う。また、カラースキムにも種類があり、今回はサーモンピンクとベージュのタイプだった。以前、ミントグリーンのタイプを利用したことがあるが、ピンク系の方がこのホテルには合っている気がした。ただ、ベッドスプレッドの色使いが壁紙とよく似ていて、全体に平坦な印象だ。

天井が高く、照明も十分に明るいが、窓は細い。窓の上にある蛍光灯の間接照明は、夜になると明るすぎるように感じるが、それを消してしまうと窓際周辺がやや暗くなってしまう。家具は全て独立した置き家具だが、レイアウトに偏りがあり、窮屈なベッドとデスク周辺に対して、窓際のアームチェア付近はガランとした印象だった。これはトリプルユースを想定してのことだろうか。ベッドの幅は狭いが、寝具には重量感があり、重い布団が好きな人にはたまらないだろう。

だが、客室メンテナンスには、若干の問題が散見された。破れた壁紙、壁の上方に絡みついた埃の塊など、それほど意識してみなくてもかなり気になる状態だった。一応修繕はしているが、家具の傷みも著しい。ナイトパネルの時計は、1時間もずれており、「SUMMER」の文字が点滅していた。相模大野は今がサマータイムなのだろうか。

バスルームはシングルルーム仕様なのか、狭い印象だった。だが、バスルーム内でも440ch有線放送を聴けるのがいい。タオルは3サイズ揃い、それぞれに刺繍でロゴが入っている。アメニティは段々と簡素になってきた。冷蔵庫は空で、ドリップコーヒーのみ300円で用意されている。ホテルの下にはショッピング施設やレストランが充実しているので、ぶらりと出かけてみるのも楽しい。

翌日は冷たい雨。駅までわずかな距離だが、早朝はショッピング施設が開いていないので、外を遠回りしなければならないのが不便だった。

明るい室内 デスク周辺は窮屈

色味が少ないベッド周辺 有線放送が聴けるバスルーム

[小田急ホテルテルセンチュリー相模大野] 970913 991128 031212

Y.K.