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2004.09.18.(土)

浅草ビューホテル Standard Twin Room
Asakusa View Hotel
楽-3 下町情緒
エントランスに飾られた人力車
チェックインの際、禁煙室を希望したところ、仕上がるまで1時間掛かるというので、喫煙室で我慢することにした。部屋に入ってみると、多少においが残っていたが、我慢できる範囲だったのでそのまま使用した。26平米のスタンダードツインルームは、その面積よりもずっと広く感じる。窓が大きいことや、バスルームがコンパクトなこともあるが、同程度のロイヤルパークやイーストよりかなりゆったりとしている。

今では珍しいはっきりした色調のファブリックや、昔風デザインの家具などが、むしろ新鮮に感じられ、周辺環境と合わせてどことなく下町情緒に結びつく。12階の裏側客室だったが、表側は工事で相当の騒音が想像されるし、12階でも十分に遠くまで見渡せるので、かえってよかったと思った。

ベッドは110センチ幅が2台、赤いアームチェアが床までの窓のそばにふたつ並ぶ。デスクは独立しているが、作業をするにはいささか小さく、このフロアにはLANも備わっていないようだ。テレビは中国風デザインのアーモアに納まり、金色の縁取りが付いたバゲージ台などと共に、開業した頃の時代を物語っている。小さいながらドレッサーも独立し、スツールが添えられている。クローゼットの扉は全面鏡張り、ドレッサートップ、デスクトップ、コーヒーテーブルトップともに大理石を使い華やかさを出していた。

バスルームは3.2平米で、コーナーに柄の入ったタイル仕上げ。アメニティは標準的な品揃えで、黄色いタオルが3サイズ揃っている。バスルームでラジオ音声を楽しめるが、洗浄機能つき便座は備わっていなかった。格別の開放感が得られるヒノキ風呂も利用できるが、夜は21時半までと気が早い。深夜まで営業すれば、もっと利用価値が増すように思う。

ロビーラウンジでアイスコーヒーを頼むと、昔、喫茶店で使っていたような懐かしいグラスに入って出てくる。そんなところも下町的。この日のロビーは国際色豊かだった。各国からムエタイの選手が集まり、試合でもあったのか、夜はロビーが交流の場と化していた。立派な肉体にあどけない表情をした異国の若者たちの目に、東京はどのように映ったのだろう。浅草は東京を代表する観光スポットだが、いい意味で最も東京らしくない街でもあるような気がした。

広く感じる26平米のツイン デスクは小さいが独立している

ドレッサーも独立 バスルーム

[浅草ビューホテル] 971230 040701

Y.K.