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2002年8月1日

キャピトル東急ホテル Executive Room
楽-3 集中豪雨
プール
キャピトル東急ホテルには2階から10階までの各フロアに約50室づつの客室があり、総客室数は440室を数える。そのほとんどが32.2平米の客室だ。画一的な客室が並ぶ中、3方に延びるウイングの先端部分にシングルルームやデラックスルーム、そしてエレベータのすぐ裏にもちょっと広い客室があるのだが、割合はとても少ない。その少なさゆえか、このホテルでは標準的なサイズの客室かシングルルーム以外にアサインされたことが一度もない。機会があれば利用してみたいものだ。

この日も部屋を予約したら、用意された客室は32.2平米のエグゼクティブルームだった。初めて使った時はちょっと不思議な感じがしたテンピュールベッドにも体が慣れて、とても快適に感じるようになったし、ライティングデスクに備わっている肘掛イスの生地は、ベルベット風で肌触りがいい。

設備は至ってシンプルで、新しい客室にしては中途半端な感じがしないではないが、このホテルの現在の客層には、複雑な機器や現代的な隠し味は必要ないのかもしれない。そう考えると今はこれでよくても、すぐに次世代の客室があちこちに出現し、新しい顧客の獲得という次の課題にはいささか役不足ではないかと思う。また、このホテルの最大の魅力とも言えた日本情緒も、以前の客室ほどは感じられなくなっている。

チェックインをした頃には、まだ日が差すこともあり、窓から見下ろすプールには、デッキチェアでくつろぐ外国人の姿もあった。13×7メートルと小ぶりなプールだが、サービスが優れているので、ホテルのプールだという実感を最も感じさせてくれる。しばらくすると部屋が暗くなってきたので、改めて外に目をやると、もくもくと真っ黒い雲が立ち込めてくる様子が見えた。雲は早いスピードで広がり、たちまち周辺は宵の口以上に暗くなってしまった。あまりに急な出来事に、不穏な出来事の前兆のような胸騒ぎさえ感じた。時折稲妻が走り、非常に激しい雨が降った。これほどの集中豪雨は珍しい。

雨が去った後は、蒸した空気が残り、東京の夏だなという実感があった。こう感じたのは、いったいいつ以来のことだろう。子供の頃の記憶まで遡らなければならなかった。懐かしいことを思い出していると、急に宇治金時が食べたくなり「オリガミ」へ。スプレンディドコースで食事をとり、食後のデザートを300円プラスで宇治金時に変えてもらった。

エグゼクティブルーム ライティングデスク周辺

テレビやバゲージ台など 枕の上にクッションが置いてある

2002年8月2日 昼
日本料理「源氏」 キャピトル東急ホテル
喜-3 野菜天ぷら
お昼に用意されている野菜天ぷらのコースを目当てに立ち寄った。野菜ばかり10種の天ぷらを、カウンターで楽しむもの。もちろん揚げ立てを目の前に出してくれる。天ぷらもさることながら、漬物がおいしかった。生姜、山芋、茄子の漬物は、夏のこの時期、とても食欲が進む。デザートのメロンシャーベットは席を移して、池を望むデザート用の席で提供される。これで2,500円。原価は知れているとはいえ、高い技術の料理に、卓越したサービスを考えると非常にお得な内容だと言えるだろう。

[キャピトル東急ホテル] 960217 990103 990618 000504 000805 010407 010628 010818 010923 020222 020302 020524

Y.K.