ホテルメトロポリタン Deluxe Twin Room  
Hotel Metropolitan
2009.06.08(月)
東京都豊島区
喜-1

コンパクトな室内
 
明るくなったサービス 池袋でのショートステイ先には、ホテルメトロポリタンを選んだ。長いことクラウンプラザの一員だったが、全日空ホテルズとインターコンチネンタルが提携したことを受け、メトロポリタンはクラウンプラザから抜け、現在はワールドホテルズの一員になった。クラウンプラザのブランド力による集客はある程度成果をあげていたようだが、高額の提携料とのバランスは取れなかったのかもしれない。

クラウンプラザでなくなってから、サービスの雰囲気が明るくなったような気がする。ブランド変更がサービスに対して急激な影響を及ぼすとは考えにくいが、以前よりも落ち着きが感じられ、上品だとさえ思えるようになったのは事実である。フロントには中国人や韓国人なども多いが、彼らの礼儀正しさはまさに日本的であった。

用意された客室はデラックスルームとしては最高層の23階にあるツインルームだった。廊下の一番奥にあり、隣は非常階段というロケーションだが、深夜に一度か二度足音が響いたが、さほど気になることはなかった。このホテルの客室改装は20階と21階からスタートした。当時は21階の方が20階よりも高級とされ価格も高かったのだが、現在では改装済み客室は24階メトロポリタンフロアを除いて、すべて同一料金になっている。

2007年に改装を終えた23階の客室は、インテリアのテイストこそ、どちらかというと21階のテイストを踏襲しているが、21階ほどに凝った内装にはなっていない。21階の簡易版といった感じで、設備的には20階タイプに近く、GAデザインらしさはやや薄い。

入口脇のクローゼットは扉の代わりにカーテンを使い、横向きのハンガーレールに8本のハンガーが用意されている。客室面積は23平米と、ツインとしてはコンパクトな部類だ。白い壁紙が基本だが、ヘッドボード上だけは濃い色調のクロスを使い、変化を付けている。家具はダークブラウンで、直線的なモチーフでまとまっている。

デスクはシンプルなデザインで、26インチのテレビは壁掛けではなく、デスクの脇に載っている。一応地デジなのだが、映像はアナログ的な粗さだった。窓際には片側アームのイスがふたつ、四角いテーブルを挟んで置かれ、フロアスタンドを添えている。ベッドは細いが、寝具やマットレスは快適だった。

清掃はまあまあ行き届いているが、ソファクッションの下がかなり汚れたまま。また家具や壁のコーナー部分には、夥しい傷が散見された。

バスルームは窮屈なユニットバスだが、石張り風に工夫されており、雰囲気は悪くない。ベイシンの形状は普通のものだが、ミラーの下辺に間接照明を仕込んだり、サイドに棚を設けたりして、雰囲気を演出している。浴室金具も高級なものを使っており、見た目は悪くない。バスアメニティはポーラ製品を中心に揃えているが、小物類に一部クラウンプラザ時代のものが残っている。バスタオルはふかふかだが、他のタオルは薄くてくたびれていた。

チェックアウトもスムーズに行われ、破格の値段で泊まったこともあり、満足度は高かった。

 
都会的な内装のデラックスルーム 窓際のシッティングスペース ベッド

デスク 窓 クローゼット

バスルーム ミラー下の間接照明が効果的 浴室金具はいいものを使っている

シャンプー類 アメニティ棚 クラウンプラザのアメニティパッケージ

カウンターデスク下の収納 ナイトテーブルは窮屈 ホテル看板

 ホテルメトロポリタン(公式サイト)
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