ホテルイルクオーレなんば Single Room
Hotel Il Cuore Namba
2008.11.01(土)
大阪市浪速区
楽-2

窓からの景色
 
バゲージ台 このホテルは今回が2度目の利用。だが、この先も2009年8月までは毎月1回ずつ宿泊する予定になっている。ホテルを選ぶのも予約を入れるのもクライアントなので、料金がいくらなのかもわからない。

もし自分でホテルを選択できるのならもっと魅力的なホテルが数多くあるが、用意してくれる場合には先方にお任せすることにしている。例えば、このホテルのすぐ近くにはスイスホテルがある。ここよりは料金が高いに違いないが、それだけの価値もあるはずだ。

でも、このホテルは目的地にとても近く、2分とかからないという便利さがある。館内にレストランやジムなどの付帯設備もないので、おそらく2度か3度泊まれば飽きてしまうだろうが、とりあえず10ヶ月の間は、なんばの定宿として親しみたいと思う。

この日チェックインしたのは14時40分。フロントカウンターには研修を含め8名の係が立っている。狭いフロントにこれだけの人数が並ぶと威圧的にさえ感じられる。フロント前には多くの荷物が積まれているところを見ると、団体客の宿泊があるらしい。聞けば、今日は全館満室とのこと。騒々しくならないことを祈りたい。

前回はしばらく待たされたが、今回はすぐにキーが渡された。通常だと、キーを受け取ってから、フロント脇にあるチェックイン機で料金を精算することでルームキーが使用可能となる仕組みだが、すでに先払いされている場合は「精算済」と印字されたキーが用意される。

用意されたのは最上階にあたる13階のシングルルーム。前回とは反対の、北向きの部屋だった。室内はシンプルでコンパクトだが、センスは悪くない。ビジネスホテルのシングルルームとしては大型の150センチ幅のベッドを使っており、都度替えするデュベカバー仕上げで清潔感もある。

窓際に設置されたカウンタースタイルのデスクは横幅も十分で、デスクワークにもランチテーブルにもなる。窓台部分にも書類や雑貨を並べておけるのが便利だが、窓が開閉可能なので、風にさらわれないよう注意がいる。デスクの脇には空気清浄機があり、21型ブラウン管テレビも載っている。カウンター下には冷蔵庫と収納棚があり、ポット、ティーセット、ドライヤーがある。デスクの一部をウィング状に引き出せるようになっており、サイドテーブル代わりにもなる。使い勝手をよく考えた設えだ。

ただ、大きなカバンを広げる場所がない。簡易型の折りたたみ式バゲージ台は用意されているが、それをどこに広げても通行の妨げになる。クローゼットは入口脇のわずかなスペースに用意されたオープン式のものだけなので、ここは1泊程度の軽装備ならいいが、長期滞在にはきついだろう。

空調は個別式のエアコンだが、運転は集中制御されており、自由なコントロールが出来ない。つければ寒いし、止めると暑く、居心地よく調整することは出来なかった。空調を止め、窓を開け放ったら、心地よい風が入ってきて、ちょうどよい室温になったのはいいが、太い道路から聞こえる騒音がとても気になった。深夜には今時珍しく暴走族みたいな集団もいた。

バスルームはツインルームと同等のユニットバス。深いバスタブと勢いのあるシャワーは悪くない。タオルは大小1枚ずつ。アメニティも豊富に揃うが、マイアメニティを持参しているので、手をつけることはなかった。

 
シンプルモダンなインテリア エントランス付近 壁には装飾がなく寂しい

150センチ幅のベッド カウンターデスクは広々している 引き出し式のサイドテーブル

ユニットバス アプローチのサイン 外観

 ホテルイルクオーレなんば(公式サイト)
 以前のレビューはこちら→ 081004


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