雑踏からの逃避
2007.07.12(木)
横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ Deluxe Twin Room
Yokohama Bay Sheraton Hotel & Towers
楽-3

24階のデラックスルーム 新千歳から羽田に到着したら、蒸し暑く淀んだ空気が体にまとわり付き、何か悪い病気にでもなりそうな気分になった。東京は大好きな街だが、どこかへ出掛けて戻る度に、「えらいところに帰ってきてしまった」とも思わされる。とにかくこの人の多さには、目が回りそうだ。

やっと人混みから抜け出せたのは、横浜ベイシェラトンのエントランスだった。ここまで来れば少なくとも人と押し合うようなことにはならない。実際は、それどころか、とても人が少なく静かに過ごすことができた。やはりホテルは心地がいい。

今回用意された部屋は24階の裏側デラックスルーム。以前にも一度利用したことのある部屋だが、その時はまだスイート・スリーパー・ベッドは導入されていなかった。最近、20階から24階までにもスイート・スリーパー・ベッドが備わって、20階以上のすべての客室で快適な睡眠を得られるようになった同時にテレビが入れ替わったが、ベッドとテレビだけでも、部屋の印象は大きく変わる。そして、これまで25階で使われていた山吹色のデュベカバーではなく、タワーズと同じ仕様の白いものを使うようにしたので、パッと見た感じではタワーズとの差が少なくなった。

ホテルの周辺にはコンビニエンスストアもあるが、ロビーの脇にある小さなショップでも、ペットボトルの飲み物などが売られている。コンビニエンスストアよりも若干割高だが、たとえ150円の買い物でも、店のスタッフはとても気持ちのよい接客をしてくれるので、その気分のよさを求めてしばしばここで買い物をするようになった。本来は、ホテル内のあらゆる場所に、巷の店では得にくい付加価値が溢れていなければならないと思うが、最近は場合によっては巷の店の方が優れていたりするので、ホテルの面目は潰れるばかりだ。

翌日は11時にチェックアウトして、相鉄線と小田急線を乗り継いで中央林間の「ラ・パレット」に行った。かつて住んでいた町田を離れてからは足が遠のいてしまっていたが、久しぶりに訪れてみると、以前と何も変わらない空間と料理がそこにあった。流行を追わず、いつも通りの丁寧な料理を出している姿勢に、継続することの意味を感じさせられ、変化を追い求めることに躍起になっていた自分にハッとする思いだった。

 
窓際から入口方向を見る デスク側 デスクとドレッサー

ソファコーナー ソファ バスルーム

 
横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ 990719 990822 991123 010101 041230 050925 051012 051030 051216 060105 060117 060127 060609 060924 061230 070415


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