プレミアフロア誕生
2007.04.05(木)
品川プリンスホテル Main Tower Double Room
Shinagawa Prince Hotel
楽-3

サクラとアネックスタワー 品川プリンスホテルは独立した4つのホテル棟に分かれているが、それぞれの棟に専用のフロントを持っているので、4軒のホテルコンプレックスのようでもある。これまでは、それぞれ、本館、新館、別館、エグゼクティブタワーと呼ばれていたが、4月1日からイーストタワー、メインタワー、ノースタワー、アネックスタワーと名称が変更された。新館がメインタワーで、本館がイーストタワーで、アネックスタワーと呼ばれるのが元エグゼクティブタワーで・・・という具合に、まるでシャッフルしたように変わっているので慣れるまでは間違えてしまいそうだ。

客室改装も順次行なわれるそうだが、名称が変わると同時にメインタワーの高層階35階から37階までの3フロアがリニューアルオープンしたので、早速利用してみることにした。37階のエレベータホールは、これまでのカジュアルでポップな印象から一変して、照明を抑えた都会的でシックな雰囲気になった。

今回の客室は21平米のダブルルーム。35階から37階のプレミアフロアは、コーナールーム以外すべてダブルベッド1台の部屋で構成されているという。まだ真新しいため、廊下も室内も塗料のにおいがする。室内もまたダークブラウンを基調としたモダンなインテリアになり、これまでのプリンスホテルのセンスからは想像できなかったテイストに仕上がっている。しみじみ見たり触れたりすると、さして質感が高くないことがわかるが、とりあえず見た目にはいい感じ。

ベッドは160センチ幅で、ポケットコイルのマットレスを採用し、寝心地は向上した。これまでの病院を思わせるような薄っぺらのマットレスに比べたら、天国のような心地よさ。でも、リネンの質は今ひとつだ。また、ベッドのバスルーム側の壁には何の装飾もなく、シンプルというよりも殺風景に感じる。ベッドと窓の間には、サイドボード風の家具を設置し、これがナイトテーブルも兼ねている。冷蔵庫、引き出し、開き戸のキャビネットなど、様々な役割を果たすマルチ家具だ。前面にメタリックなプレートをはめてアクセントにしている。

ライティングデスクはないが、回転式のアームチェアを添えた丸いテーブルがデスクやドレッサーも兼ね、オットマンにもなるスツールがひとつ用意されている。テレビは26インチの液晶で、地デジ対応。プレミアフロアに限ってはLANが無料で利用可能だ。客室の天井高は240センチと低いが、窓がとても大きく、加えて高層階からのダイナミックな眺めが、圧迫感を軽減している。バスルームはほとんど手を加えられていないようだが、シャワーヘッドが新しくなった。アメニティはアロマエッセシリーズ。タオルは3サイズ揃っている。

利用しての全体的な印象としては、新しい部屋ということでまずまず満足できたが、それほど安いわけでもなく、同じ料金でよりよいホテルを探すことはそれほど困難ではない。最大の魅力は品川駅前という好立地だろうか。

 
大きな窓が特長のメインタワー客室 ベッドボードが部屋を立派に見せている やや殺風景な壁

リビングスペース ミラーを引き上げるとドレッサーに サイドボード風家具

窓からの眺め アメニティ バスタブの長さは130センチ

客室の前 プレミアフロアエレベータホール 新しくなった「ハプナ」の入口

夜のホテルを見上げる メルヘンチックな電飾 あちこちに電飾が施されている

 
品川プリンスホテル メインタワー(旧新館) 950728 991220 031213
アネックスタワー(旧エグゼクティブタワー)
020502 040101 061008


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