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2002年6月21日

ザ・ホテルヨコハマ Standard Room
楽-1 港に背を向けた窓
ロビー
夜も更けてからのチェックインだった。フロントカウンターには3名の係がいて、礼儀正しく迎えてくれた。ベルによる客室までの案内もきちんと行なっている。今回利用した客室は、港とは反対側を向いているので、目に入るものはビルばかりで、眺めはよくないが、客室の仕様は港向きのものと同等だ。最近改装をしたのか、絨毯はふかふかで、壁紙には汚れがなく、バスルームも以前より随分と明るくなり、全体的に清潔感が増した。

幅の広いベッドが2台入ってもまだゆとりの残る室内は、27平米程度の割には広く感じる。そしてクラシックな家具が、ヨコハマのイメージにぴったりと合っている。窓際に立って外を眺めるだけでは横浜の雰囲気に浸るには足りないが、背中の向こうには港が広がっていると想像するだけでも気分は違うものだ。

これは横浜のホテルに共通して言えることだが、全体的にインターネットの環境整備が遅れ気味だ。この客室も電話機はひとつしかなく、しかもデータジャックのない電話機が備えられている。ナイトテーブルにはモジュラージャックが設置されているものの、その配線は死んでいた。

また、翌朝の廊下は非常に賑やかだった。大声で話しをしているのはお掃除のおばさんたち。朝寝坊をする身にはいささか騒々しかったが、なんとも楽しげで憎めないし、何といっても気合を入れて掃除にのぞんでいるように感じられた。

濃厚な色調の室内 アメリカン調のファニチャーが印象的

ベイシン バスタブ

ロビーに面したチャペル 正面玄関

[ザ・ホテルヨコハマ] 000216 001031

Y.K.