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ダイワロイネットホテル和歌山 Double Room B type | |
Daiwa Roynet Hotel Wakayama | 2011.07.09(土) |
和歌山県和歌山市 | 楽-2 |
ARCHIVES ・ 1992 |
笑顔に補われる設備の味気なさ ホテルに到着したのは23時を回っていたが、正面玄関やロビーはまだ混雑していた。特に地上から高層階までを運行するエレベータは、フル稼働していてもなかなか来ない。正面玄関からフロントのある5階に行くまでに、すでにくたびれてしまった。 カウンターでチェックインをしたら、脇の機械で支払いをするのだが、疲れている時には一層面倒に感じられる。馴染みのホテルなら、サインひとつで直ちにルームキーが渡させるのが常だが、ここでそのスピード感のありがたみを痛感した。 今回利用した部屋はダブルルーム。面積は約26平米あり、約18平米のシングルルームに比べると格段のゆとりを感じる。一応角部屋ではあるが、窓は通常サイズのものが1面あるだけ。カーテンは窓のある面の壁を両隅まで覆っている。 ベッドは160センチ幅で、白いデュベカバーによるメイクだが、マットレスやベッドリネンの質はよくない。全体に見た感じはシティホテルの部屋のようではあるが、実際の質感は非常に低い。 ベッドの向かいにはデスクユニットがある。キャスター付きのイスと広いデスクトップは実用的ではあるが、特別なインスピレーションを与えてくれる雰囲気はない。デスク脇にはテレビが載り、その下には冷蔵庫やグラス類が入っている。据え置きのバゲージ台があるのはありがたかった。 窓際にはふたつのアームチェアがあり、それぞれ色が違っている。わざと色違いなのか、どこかと入り混じってしまったのか知らないが、この2色のコオーディネートはいまひとつだ。カーペットも安っぽい。 上の写真は天井のシーリングライトを消したところ。室内照明はシーリングの他、ナイトランプとデスクランプのみ。疲れて到着し、少しでも穏やかな雰囲気で過ごしたいのに、シーリングライトの蛍光灯が神経を逆なでする。だが、消してしまうと暗い上になんとも不気味だ。 バスルームはシングルルームのものと同じ。バスタブもベイシンもプラスチック素材で、照明も平板。心に訴えかけるデザイン性とは無縁の空間である。 バスアメニティは二人分用意されている。シャンプー類は壁掛けディスペンサー。タオルは薄く、妙なにおいがした。 朝になると窓にはダイナミックな眺めが広がっていた。和歌山城やその先の海までを見渡すことができるのは高層階ならでは。 5階にはルーフトップガーデンがあり、日中は自由に散策できる。チャペルやミニハーブガーデンが設けられており、さわやかな雰囲気が味わえる。ロビーにはソファなどが多数並び、ロイネットホテルの中でもグレードの高いホテルであることをうかがわせる。 チェックアウト時は、カウンター内の係とは別に、ロビーに出て客を案内する係を置いていた。そして客をエレベータホールまで丁寧に見送っていたのだが、これには感心した。それぞれのスタッフはなかなかのホスピタリティを持ち、感じがいい。人数も限られているので、細かい対応は難しいようだが、簡素で実用的でしかない設備の味気なさを、笑顔と親切がじゅうぶんに補っている。 |
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