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ホテルメトロポリタン高崎 Superior Single Room | |
Hotel Metropolitan Takasaki | 2011.01.13(木) |
群馬県高崎市 | 楽-2 |
ARCHIVES ・ 1992 |
3割増しの実力 駅から雨でも濡れずにアクセスできるホテルの便利さは、荷物が多い時ほど痛感する。長旅の後は、少しでも早く部屋に落ち着きたいし、雨が降っていないにしても、暑さ寒さと無縁にアクセスできれば、かなり楽だ。タクシーの列に並ぶ必要もなく、サッとチェックインすれば、時間の節約にもなる。 メトロポリタン高崎もそんな駅上ホテルのひとつ。同じくJR東日本が手掛けるメッツとメトロポリタンを比較すると、地方の場合、客室のクオリティにはさほど差がないが、設備的にはメトロポリタンの方がより都市型ホテルらしく造られている。高崎はレストランは1軒だけだが、中規模の宴会場を備え、ロビーも広い。 さて、このホテルのシングルルームはモデレートとスーペリアの2種類で、それぞれ異なるフロアにある。前者は15平米、後者は20平米あり、ラックレートで4,000円の料金差を設けている。 約3割強広くなって、約3割強高くなるのだから、ある意味バランスは取れているが、慌しい出張での宿泊で4,000円を浮かせられるなら、安い方で結構と考える人は少なくないだろう。 では、3割増しの料金で、いったい居心地は何割増しになるのか、実際に比較してみることにした。約半年前に宿泊した時にはモデレートシングルを利用したので、今回はスーペリアシングルを予約。10階のエレベータホール前の部屋が用意された。 室内はブラウンを基調に落ち着いた雰囲気。2面の窓があり、確かにゆとりが感じられる。モデレートは窓際の幅いっぱいにデスクとクローゼットがあったが、こちらはデスクが途切れているので、窓まで近付ける場所がある。クローゼットも窓際ではなく、入口脇に設置されている。ベッドボード、ドレープ、デスクのイスは同系色で揃え、これがアクセントになっている。 ベッドは140センチ幅。化学繊維のデュベカバーはつるつるしてすぐにずり下がるのが難点だが、マットレスは心地よい。枕はひとつでクッションを添えている。ベッドボード側の壁の一部は天井まで木目柄。 デスクユニットは窓向きに設置。蛍光灯デスクスタンドと液晶テレビのみで、余計なものは出ていない。デスクの両脇下にはそれぞれ冷蔵庫やティーサーバーセットが収納されている。バゲージ台はやや小ぶりだが、下には2段の引き出しを備えている。 デスクの浅い引き出しには、ホテルディレクトリー、折り畳みミラー、LANケーブル、携帯電話充電器が入っている。 窓の位置と部屋のスパンには、改装により微妙なずれが生じている。この部屋では、窓の一部分だけが隣の部屋にまたがっている。すなわち、隣の部屋は窓が少ない上に、やや窓際が狭いものと推察される。レースカーテンにはメロンの網目のような模様が入っており、日光を浴びるとそのシルエットが室内の壁に映って面白い。 バスルームの扉は磨りガラス風。そのため、よく扉に設けられているタオルフックがない。ドア脇には空気清浄機も常備されている。 バスルームは160×200センチサイズ。基本は大理石模様のパネル仕上げで、シャワー部分のみ木目柄。さすがに160センチ長のバスタブはゆったりとしている。カランはサーモスタット付きで便利だが、シャワーの水圧は弱い。 バスアメニティはモデレートと同等で、シャンプー類はボトルディスペンサー式。タオルは3サイズが1枚ずつ。ベイシントップも広くて使いやすい。 やはり5平米のゆとりは大きい。モデレートでは、ベッドもデスクもバスルームもすべてがコンパクトだと感じたが、スーペリアでは窮屈さがなかった。ただ、これが窓1面のタイプだったら、もう少し圧迫感があるかもしれない。4,000円を投じる価値があるかどうかは結局微妙なところだ。 |
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