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小清水温泉ふれあいセンター Single Room  
Koshimizu Onsen Fureai Center 2010.09.18(土)
北海道斜里郡 楽-1

車窓から

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土の香り


9ヶ月ぶりの小清水町では、弱く霧のような雨が出迎えた。その湿気が土のにおいを車の中にまで運んでくれ、動きながらも大地に抱かれているような感覚だった。

宿に到着したのは22時を回った頃。すでに日帰り入浴の時間は終わり、泊まり客の少ない館内は、静けさに包まれていた。

昨年はツインルームに泊まったが、今回用意されたのはシングルルームだった。ツインよりも奥行きが少ないものの、ベッドが一台だけなので、空きスペースは同じくらい。つまり、ほとんど過不足がない印象だ。

シングルルーム

ベッドは窓際に寄せて置かれており、毛布の上に布団が掛かっている。秋口とはいえ、夜は結構冷えるので、厚手の布団がありがたかった。

窓は大きいが、見えるものは隣の体育館とグランドで、風光明媚とは程遠い。翌朝は、スポーツに励む少年たちの溌溂とした声が響いていた。眺めという点では、人工滝や中庭を望むツインルーム側の方がいい。

デスク

デスクはツインルームにあったのと同じもの。机上には冷水と湯が、それぞれポットに入れて用意してある。テレビは液晶に入れ替わった。額に入った絵の存在感もツインルーム同様だ。

ソファと入口

ベッドと洗面室の間には、ロングソファが置いてある。これもツインルームにあったものと同じで、ベッドにもなるタイプ。広げればスタジオツインとして使える。

ドア付近には、十分なスペースが余っているので、バスルームを設けることも可能だったと思うが、おそらく公共施設という性格から、あえてそうしなかったのだろう。

洗面所

バスルームがあるべき場所には、洗面台とトイレが設けられており、明るく清潔な印象。アメニティは固形せっけんと歯ブラシセットのみ。タオルは大小1枚ずつがセットされている。

大浴場

入浴は天然温泉掛け流しの大浴場を利用する。夜と早朝に利用したが、他の客と会うことはなかった。10時から22時までの一般営業時間内はサウナや気泡風呂が作動するが、それ以外の時間は主浴槽とカランのみの利用となる。

朝食

朝食は1階の食堂で用意される。昨年と同じ重箱風のおかずと、海苔の入った味噌汁、ごはんという取り合わせ。コーヒーと牛乳はセルフサービスだ。食堂にはテレビが設置されており、人の少ない寂しさを紛らわせるためか、いつも大音量だ。その音が2階の客室まで響いてくるのには参った。

出発前にはロビーでコーヒーを。気分がシャキッとしたところで、宿を後にし、東京経由で大阪へと向かった。

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小清水温泉ふれあいセンター

このホテルに関する過去のレビュー

091204