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全日空ホテルクレメント高松 Standard Twin Room | |
ANA Hotel Clement Takamatsu | 2010.07.09(金) |
香川県高松市 | 楽-2 |
ARCHIVES ・ 1992 |
気がつけば朝 ホテルにチェックインしたのは23時半。明るくハキハキとしたフロント係の好青年は、部屋割の都合でツインを用意したと、セミダブルルームの予約からアップグレードしてくれた。そして「どうぞそのままお使い下さい」と言葉を添えた。どういう意味なのだろうかと、しばし考えてしまった。 だが、そのままもなにも、結局、ベッドを使用することなく、夜が明けてしまった。デスクワークに追われて徹夜だったのである。軽くシャワーを浴びて、あとはデスクに向かっただけ。まるで空港ラウンジのような使い方だった。 夜にはしっとりと落ち着いた雰囲気に見えた客室だが、表向きのワイドな窓から入る日光に照らされて見る内装には、ライトな色調とナチュラルなテイストが感じられる。 前回利用した、つまり今回予約してあったセミダブルは、窓が2面あるが横向き。それでも十分だと思っていたけれど、こうして比較すると、こちらの方が圧倒的な開放感がある。 客室の形は、窓に向かって広がった扇状をしており、入口付近にはゆとりあるホワイエがある。クローゼット前を通って居室に入ると、ベッドが窓の方に足を向けて2台並び、ふたつのアームチェア、独立デスク、テレビ台、荷物台が置かれている。 ベッドは格子柄の白いデュベカバー仕上げの寝具と、淡い色のスローケットが掛かっている。ベッドボードはライトな木目に、黒いラインがアクセント。大きな額も印象的だ。 アームチェアはどっしりとした存在感。窓からの眺めも悪くないが、窓を背にしてセットされ、真ん中に丸いコーヒーテーブルを添えている。窓から見えるのは、高松城址や高松港の風景。緑や海、なかなか和む眺めである。 デスクはさほど大きくないが、独立して窓向きに置かれている。添えられたイスはブルーのファブリック。背後にあるシルバー縁のミラーと共に、この部屋の中では最も強い色調を使っている。 テレビ台や荷物台も、ライトな木目とブラックアクセント。裾がすぼまった共通のデザイン性を持ち、兄弟のように並んでいる。 テレビは隅に寄せられており、空いたスペースには湯沸かしポットを置けるようになっている。中には冷蔵庫と食器を収めた引き出し。蓋つきのマグカップが可愛らしい。 バスルームは、バスタブとベイシンがカギ型にずれたレイアウトになっているが、あるものは至ってベーシック。手前にベイシンがあり、奥にバスタブとトイレが並んでいる。広さは3.8平米と、わりとゆったりしている。 バスタブにはハンドレスト付き。カランにはサーモスタットを備えているが、シャワーヘッドは安物の部類。水流がコントロールできず、おまけにきめが粗くて心地よく感じられない。 バスアメニティはオリジナルのパッケージに入ったものが、トレーにまとめられている。シャンプー類は大型のディスペンサーボトル式。タオルにはホテル名が入っている。 チェックアウトもスムーズに行われた。午前10時。ちょうどロビーが一段落つく時間帯だろうか。ほとんど人の姿はなかった。 正面玄関前もひっそりとしている。大きな丸テーブルには、季節の装花が飾られ、わりと無機質な感じの空間に、潤いを添えている。 予定の列車まで少し時間があったので、ロビーラウンジでコーヒーを。ロビーとは違って、こちらは混雑している。吹き抜けの爽やかな空間は、中央に噴水のオブジェを配し、回りにはグリーンをレイアウト。オアシスのような雰囲気だった。 |
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