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ホテルラフォーレ新大阪 Standard Twin Room | |
Hotel Laforet Shin-osaka | 2010.05.20(木) |
大阪市淀川区 | 楽-1 |
ARCHIVES ・ 1992 |
ビジネスホテル的シティホテル ホテルに到着したのは深夜0時近かった。ふつうなら、ホテルのロビーはひっそりとしている時間である。だが、ラフォーレ新大阪のフロントはチェックインラッシュで混雑していた。仕事を終えた後、その足で街に繰り出し、それからチェックインというステップをとったのか、あるいは、この時間までビジネス戦士のままだったのか。ほろ酔い加減からすると、前者が多いようだ。 チェックインはスムーズに行われた。宿泊料金を支払い、キーを受け取って、2基しかないエレベータへと向かった。エレベータはちょうど行ったばかり。戻るのを待つ間に、エレベータホールは混み合って来た。酒臭いビジネスマンとともに押し込まれたエレベータで9階へ。他の客はほとんど途中階で下りてしまったので、9階に着く頃には静けさが戻っていた。 今回の客室はスタンダードタイプのツインルーム。一部のスイートを除くと、このホテルの客室はすべて30平米均一の広さだ。それらは、ベッドタイプがツインかダブルかの違いとは別に、スタンダード、スーペリア、デラックスの3クラスに分かれている。 デラックスとスイートは11階、スーペリアはすべてダブルで10階、5階から9階の5フロアはすべてスタンダードなツインルームと、区分けは実にシンプルだ。 フロントでのサービスは、シティホテルというよりは、ビジネスホテルのものに近かったが、部屋のクオリティはシティホテルの水準を満たしている。落ち着いた色調のインテリアに立派な家具を揃えており、広さの点でもひとりで使うにはまったく不足はない。 ただもったいないのは、せっかく上質な家具やインテリアを備えているのに、実際に見掛けがワンランク下にとどまっていることである。それは、演出力が足りないのか、そもそも空間を演出することを諦めているのか、装飾性や温もりに通じる工夫がまったく見られないことに起因しているようだ。 ベッドは120センチ幅が2台。マットレスや寝具は古く、快適とはいいがたいが、清潔感は保たれている。ベッドボードには間接照明の役割も果たす読書灯や、コントロールパネルが埋め込まれ、存在感のある造りだ。 デスクユニットも使いやすい。目の前には大型のミラーがあり、両サイドにはブラケットが掛かっている。バゲージ台は低めに造られており、重いスーツケースを載せる時には便利だと感じた。LANは1滞在につき500円で利用できる。 窓際にはアームチェアと丸テーブルが置かれている。デザイン的には90年代前半に流行したネオクラシックのイタリアンスタイルが基本だが、あまりクラシカルな印象はない。窓からは隣のビルが見えるばかりで、まったく面白くなかった。 入口ドア脇には折戸のクローゼットがあり、隣にガラス棚と冷蔵庫キャビネットがある。ガラス棚にはカップ&ソーサーを備えているが、無料コーヒーなどの用意はない。この部屋は最初からシングルユース向けにセッティングされており、ベッド以外のあらゆる備品はひとつずつしか備えていない。 冷蔵庫には各種飲みものが用意されており、値段も手ごろだ。有料のドリップコーヒーセットも冷蔵庫内に置いてある。 バスルームは清潔感のある明るい空間で、広さも十分に感じられた。また、ベイシンボウルを天板が覆うユニークな仕上げ方をしている。 バスタブは160センチ長のロングサイズ。サーモスタット付きカランのデザインにも高級感がある。シャンプー類は大型ディスペンサーボトル式で、バスタブ脇に置かれている。 その他のバスアメニティはベイシン上のトレイにまとまっている。ボディウォッシュスポンジや、ドクターシーラボの化粧品セットなど、急な宿泊に重宝するアイテムが揃う。 到着してすぐにシャワーを浴び、そのままデスクに向かって作業を始めたら、明け方になってしまった。少しは休息が必要だと思い、ベッドで15分間の仮眠。再度シャワーを浴びて、午前6時に部屋を出発した。 チェックアウトのためにフロントへ立ち寄ったが、係は不在。しばらく待っていると奥から係が出てきた。このホテルは夜更かし型だが、朝はゆっくりなようである。6時間の短い滞在だったが、新幹線に乗るには便利な立地であることを再認識することができた。 |
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