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沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザ Premium Twin Room | |
Okinawa Harborview Crowne Plaza | 2010.05.07(金) |
沖縄県那覇市 | 楽-3 |
ARCHIVES ・ 1992 |
プレミアムフロア ハーバービューホテルがクラウンプラザの名を冠するに当たり、客室の大改装が行われた。客室改装に入る前に、ロビーやレストランなどの改装は概ね済んでいたわけだが、その当時はモダンなロビーと古臭い客室とのギャップが著しかった。今では、統一感のある雰囲気に落ち着いている。 ハーバービューホテルは県庁の裏手側の、比較的静かな場所にある。周囲には集合住宅が多く、逆に店舗はほとんどない。車で来る場合は、一方通行の道が多く、ややわかりにくいかもしれない。 ここはかつては米国市民の高級社交クラブがあったところで、その名が「ハーバービュークラブ」だったことがホテル名の由来になっているが、現在はホテルのどこからもハーバーを眺めることはできない。 正面玄関を入ると天然石のフロアが広がっている。色鮮やかな蘭とグリーンを寄せたディスプレイが、スポットライトを浴びて、華やかに輝いているのが印象的だ。 玄関からまっすぐのところにはシーサーに挟まれてフラワーアレンジメントが置いてある。その奥はロビーラウンジだ。 左右には正面と同じ天然石のフロアが続いており、ダークブラウンの木目と大理石で飾られた柱の陰には、ベンチシートがいくつか並んでいる。 フロントカウンターも深いブラウンに、明るいハロゲンの照明でモダンな雰囲気。係はかりゆしスタイルの軽装だが、色は定まっていないようだ。 改装により、8階と9階はプレミアムフロアとなり、よりグレードの高い内装を施した客室で構成されている。また、客室インテリアだけでなく、ロビーラウンジにて無料朝食や夕方のカクテルが利用できるなど、いくつかの特典も用意されるが、専用ラウンジやレセプションはないので、クラブフロアとは呼んでいない。 プレミアムフロアの標準客室はダブルもツインも25平米だが、ツインには一部30平米のタイプがあり、今回は広い方の部屋が用意された。さらに、廊下の一番奥の部屋なので、若干横幅が広い。また、客室最上階だからか、窓上の梁がなく、天井も他フロアより高めの印象だ。 ファブリックはモノトーンのグラデーションをメインにしつつ、マスタードカラーのスローケットやクッションでアクセントを付けている。家具はダークブラウンの落ち着いた色調だ。 入口から居室までのホワイエはフローリングで、居室はカーペット敷き。クローゼットがホワイエにではなく、ベッドサイドに設けられているところは、京王プラザホテルの一部客室に似ている。クローゼットの並びには、ミニバーを置いている。 ベッド幅は110センチと広くはないが、ポケットコイルのマットレスや肌触りのよいベッドリネンを使うことにより、上質な眠りを実現している。ナイトランプや読書灯はベッドボードの両脇に設けられており、中央には何もない。ベッドをハリウッドスタイルに密着させることも可能だが、通常は少し間を空けて置かれている。 ベッドと窓の間にはアームチェアとテーブルを置いている。アームチェアはひとつしかないが、割とどっしりとしていて、座り心地もなかなか。フロアスタンドやナイトランプのシェードには、流れるような模様が描かれており、シックで男性的なインテリアに、ちょっと可憐な雰囲気を加味している。 デスクユニットはカウンターの一部にオーバル型のデスクトップを設けて、奥行きを有効に使えるよう工夫している。イスは6本脚のキャスター付きチェア。テレビの下は2段の引き出しがあり、その脇にはレザーのバゲージ台がある。 デスクの前にはミラーがあり、スタンドシェードと同じような模様が入っている。花瓶に入ったカラーはイミテーションだが、室内にやわらかい雰囲気を醸す上で役立っている。また、アイマスクや入浴剤、夜用・朝用それぞれのティーバッグといった、よい眠りに役立つアイテムをまとめた「スリープアドバンテージ」もデスクに用意されている。 改装により窓ガラスも交換され、仕様が一新された。窓の下部が少しだけスライド開閉できるようになり、外気を取り入れることが可能になった。カーテンは天井から下がり、閉鎖すると窓側の壁の全面を覆うようになっている。 窓からの眺めは那覇の都市景観。30平米のプレミアムツインルームは、すべて沖縄県庁側を向いて一列に並んでいるいるので、どの部屋からもほぼ同じ眺めだ。 ミニバーには3種類のミニボトルリカーと、菓子の入ったカゴがある。引き出しにはマグカップと無料のインスタントコーヒーが用意されている。 冷蔵庫にはビールやソフトドリンク、ミネラルウォーターが揃う。他に、無料のミネラルウォーターがデスクに2本用意してある。 バスルームも広く造られている。ベイシンとトイレのあるエリアと、バスタブとシャワースペースのあるエリアに分かれ、それらはガラス戸で仕切られている。 ベイシンは大理石造りだが、部屋によって仕様が異なるものもあるらしい。ベイシン前には棚もあって、細かいものを整理しておくのに便利。デンファレの一輪ざしも効果的だ。ベイシン下には脱衣カゴやヘルスメーターがある。トイレはベイシンのすぐ後ろにある。 ガラスで仕切られたウェットエリアは、側面が大理石、バスタブ奥の面がモザイクタイル風のパネルで仕上げており、変化があっていい。シャワースペースも十分に広く、使い勝手のいいバスルームだ。 バスアメニティは、クラウンプラザ共通のブランド。シャンプー類は大きなディスペンサーボトル式で、シャワースペース脇のラックに置かれており、その他の細かいアイテムは透明アクリルケースに入ってベイシントップに置いてある。この透明ケースは、引き出しの開閉がひっかかり、使いにくかった。 滞在中は屋外プールを無料で利用できる。ロッカールームからはジャングルのようなガーデンの中を歩いてプールサイドへと向かう。 プールは中庭にあるが、陽の当たる時間も結構ある。仕切りのない四角いシンプルなプールで、のんびりとくつろぐには最適だ。 プールサイドにはパラソルとデッキチェアが並ぶ他、イスとテーブルのコーナーもあり、思い思いに過ごせる。 空を見上げれば、雲ひとつない青空が広がっていた。周辺に茂る木々も、開放的なリゾート気分を盛り上げる。以前は蚊が多いことに悩まされた記憶があるが、今は蚊より小バエが多い。 プールサイドでドリンクや軽食を注文することも可能だ。軽いランチ代わりに、サンドイッチとジンジャーエールを注文。まったく人のいないプールは、賑わうビーチよりも快適だった。 |
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