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新山口ターミナルホテル Single Room | |
Shinyamaguchi Terminal Hotel | 2010.02.16(火) |
山口県山口市 | 楽-1 |
ARCHIVES ・ 1992 |
あれこれ無料 新山口駅周辺のホテルは、主に新幹線口側に集中しており、北口にはこの新山口ターミナルホテルとコンフォートホテルくらいしかない。いずれにしても、山口市に国際的な高級ホテルは一軒もなく、県都としてはいささか寂しい状況のままでいる。 今回利用した新山口ターミナルホテルは、北口ロータリーからもすぐの好立地にある。目の前には在来線の引き込み線が広がり、さまざまな列車の姿を見ることができて楽しい。 ターミナルホテルの規模は小さいが、フロントロビーはゆったりと造られている。結婚式場のような華やかなインテリアで飾り立てられ、派手なドレープやいくつかのソファセットが、地味なビジネス客を迎えている。 まずは館内のレストランで食事の約束があったので、荷物を預けて「ANDO」に向かった。そこは、和洋折衷の創作料理を得意とするダイニングレストラン。店内は温もりのあるモダンスタイルで、落ち着いて食事のできる個室も5室用意されており、地元の人々にも評価が高い店だ。 食事が終わり、チェックイン。フロント係は素朴だが丁寧な接客ぶりだった。缶入り飲料が無料で振舞われるというプロモーション中だったが、好みの品はなかったのでもらわなかった。 客室へのエレベータは1基。客室階廊下にはパンツプレッサーが置かれ、自動販売機では一般価格よりも安い値段で飲みものが売られている他、インスタントコーヒーの無料ディスペンサーもある。 部屋は狭いがモダンな内装に改装されている。ただ、古臭さも残り、実際古びた臭いが漂っているのは気になる。収納が少なく、さほど多くない荷物でも、まとめる場所がほとんどなくて困惑した。 ベッドはデュベカバー仕上げで思ったよりも快適だった。ナイトパネルはベッドボードに埋め込まれており、ベッドサイドに物を置くスペースはまったくない。メガネや携帯電話を置くくらいの棚は必要ではないか。 デスクユニットもコンパクトに集約されている。液晶テレビが載っているのは仕方がないが、有料テレビの案内など、邪魔なものがたくさん載っているのは鬱陶しい。冷蔵庫は空。深夜に作動音が大きくて気になった。デスクスタンドはなく、天井からのダウンライトでデスクを照らす。ワークスペースもかなり限られる。だが、イスはオフィスチェアで快適だった。 バスルームはタイル張りユニット。カランは、ベイシンとバスタブで共用のもの。タオルは大小1枚ずつで、バスアメニティはまったく最低限の品揃えだった。ミラーが小さいのも不便。これなら、大浴場を設けて、室内はシャワーのみにしてもいいように思う。 朝食は9階の専用会場で無料にて提供される。料理は業務用のレトルトばかりだが、それでも無料にしては充実している方だろう。寝るだけの滞在ならこれで十分。だが、山口県、あるいは山口市の都市力を示すには、国際ブランドホテルの存在が欠かせない。早期実現を望むが、そう簡単にはいかないようでもある。 |
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