都テイスト
2007.11.25(日)
岐阜都ホテル Premium Floor River View Twin Room
Gifu Miyako Hotel
楽-3

部屋の窓から見る長良川 鵜飼のシーズンも終わり、岐阜は静かで深い秋に包まれている。所用で訪れた岐阜では、前回と同じホテルに1泊した。だが、その時は岐阜ルネッサンスホテルだったのが、2006年1月1日からは岐阜都ホテルに変わっている。元々、近鉄と名鉄が共同でやっていたホテルなので、所々に近鉄らしさ、すなわち都ホテルらしさが見え隠れしていたが、こうして都ホテルになってしまうと、グループホテルの中では異質に感じられるから不思議だ。

ロビーに足を踏み入れた時の印象は、以前とほとんど変わらない。インターナショナルホテルらしい華やいだ装飾は、長良川の鵜飼をイメージしたオブジェが特に目をひく。吹き抜けの天井を見上げれば雲のようなシャンデリア。レリーフの施された手摺りや階段がヨーロッパのエレガンスを思わせ、まっすぐにそびえるパームツリーがリゾートをも感じさせる。あれもこれもと、テーマパークのようなロビーだ。だが、人は少なく、ゆったりとした時間が流れていた。

今回はプレミアムフロアを利用してみた。客室は4階から10階まであるが、プレミアムフロアは9階のみである。10階にもレギュラールームのほか、高級スイートもあるのだが、それは一般階扱い。エレベータホールの枠が大理石だったりと、9階だけが心持ち立派だ。エレベータはプレミアムフロアのルームキーをスロットに挿入すると、自動的に9階のランプが点灯する仕組みになっている。

ラウンジはエレベータホールのすぐ脇にあり、扇型の空間に20席ほどのテーブルとイスが並んでいる。一角にはカウンターがあり、ドリンク類やクッキーなどのお菓子が用意され、係は常駐せず、完全なセルフサービスで自由に利用できる。なお、夕刻以降もアルコールのサービスは行なわれない。

用意された客室はリバービューのツインルーム。前回、レギュラーフロアの同じタイプを利用したが、内装に大きな違いはないようだ。室内のカーペットは都ホテル東京で見慣れた柄。楕円形のデスクや、デスクランプもまた都ホテルらしい。ベッドは120センチ幅が2台ならび、厚手の新しいマットレスを導入してある。マットレスの感触はいいが、ベッドリネンは普通だった。

テレビはサムスン製の32インチ型だが、地デジではない。リモコンでテレビのスイッチを入れると、まずビデオオンデマンド(VOD)のメニューが表示される。プレミアムフロアはVODも無料なので、それを楽しむ際はいいのだが、その画面から一般テレビ放送に切り替えるには、リモコンの切り替えボタンを8回操作しなければならずに面倒な上に、反応が遅くてイライラした。

窓際にはエキストラベッドにもなるソファと小さなテーブル、スタンドライトを置いている。窓は少し開閉可能。開けると堤防道路を走る車の音がかなりうるさいが、そのくせ川のせせらぎはまったく聞こえず残念。バスルームは160×270センチの広さ。床は大理石だが、壁はユニットタイルで、ベイシンは石風の樹脂だ。バスタブは浅く、シャワーブースはない。タオルは3サイズが3枚ずつ用意されるが、アメニティはホテルロゴの入っていない臨時の品揃え。バスローブも備わるが、丈が妙に短かった。

プレミアムフロアゲストは、フィットネスクラブも無料で利用できるので、行ってみた。ロッカールームは広く、それぞれのロッカーも大きい。ジムのマシンはやや旧型。プールもバスルームも客は少なく年齢層は高かった。朝食は1階の「フィレンツェ」で朝6:30から用意されるブッフェを利用した。大きな窓からは、花々が植えられて手入れの行き届いたガーデンを望み、気持ちのよい朝をスタートできる。

 
夕暮れの室内 天井はアーチ状 都ホテルらしいデスク

ベッド 窓際のソファ ナイトランプはエレガントなデザイン

テレビは液晶32インチ ミニバーにもスタンドランプがある クロゼット扉の内側にミラー

ベイシン脇には棚がある バスタブ プレミアムフロアだけの紅茶サービス

窓からの眺め 客室階廊下 9階のエレベータホール

プレミアムフロアラウンジ ラウンジのカウンター クッキーなどが用意してある

屋内プール ロビーの一角 雲のようなシャンデリア

 
岐阜都ホテル 051214


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