2005.12.14.(水) |
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ルネッサンス岐阜ホテル Superior Twin Room River View Renaissance Gifu Hotel |
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楽-3 リバーサイド | |
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ルネッサンス岐阜ホテルは、長良川国際会議場に隣接し、川側の客室からは長良川や金華山、その頂にある岐阜城を望む風光明媚な場所に建つインターナショナルホテルだ。岐阜駅からタクシーで10分程度だが、ホテル用シャトルバスの運行はなく、アクセスの面では不便さが感じられる。だが、岐阜駅周辺にはビジネスホテルの類が多く、高級な宿は長良川沿いに集まっている。
毎年5月11日から10月15日までは、1,300年の歴史を誇る「鵜飼」が毎夜行われ、岐阜県を代表する観光として多くの人で賑わうという。だが、今回は観光シーズンから外れていたので、ホテル周辺は閑散としていた。長良川国際会議場も、特にイベントがあるという風ではなく、とても静かだった。 ホテルの建物は、国際会議場に隣接しているとはいえ、この立地には不釣合いなほど立派に見える。雲のような曲線が印象的なシャンデリアに照らされたロビーは2層吹き抜けになっており、数本のパームツリーがリゾート風の雰囲気を醸し出す。その脇には池が配され、多数ある鵜のオブジェが岐阜らしさを感じさせる。なかなか立派で華やかなロビーは、忘年会で訪れた客で結構な賑わいを見せていた。 客室はシングルルームで24平米、ツインルームなら37平米以上の広さがある。今回利用したリバービューのツインルームは38平米で、ゆったりと造られている。最近改装をしたばかりと見え、テレビは薄型液晶になっており、全体的に小奇麗な印象だった。 2006年1月1日から岐阜都ホテルとなることが決まってるが、内装はすでに都ホテルっぽさが感じられた。廊下の絨毯は東京の都ホテルと同じ柄。客室内もデスクのデザインやデスクスタンドも、東京や大阪の都ホテルに通じるものがある。弧をえがいた台から楕円形のデスクが張り出しているところなどはそっくりだ。家具の色が濃く、直線を多用しているので、ややシャープな印象のあるインテリアだが、楕円のデスクと丸いミラー、そしてカーブしている天井が、やわらかさを加味している。 バスルームはわりと広いが、シャワーブースはない。ベイシン、トイレ、バスタブが、余裕を持ってレイアウトされており、壁にくぼみをつけて棚を設置し、アメニティやタオルはそこにセットしてある。タオルは3サイズが2枚ずつ。アメニティはルネッサンスホテル共通のシリーズで揃えた。 客室内も快適だったが、何より素晴らしかったのは景色。特に、夜明け頃の風景は、川面が赤く染まり、山々のシルエットが影絵のように浮かび上がり、幻想的だった。 |
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[ルネッサンス岐阜ホテル(現・岐阜都ホテル)] |
Y.K.