在りし日の歌 |
2007.06.12(火)
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ホテルニュータナカ Deluxe Twin Room | |
Hotel New Tanaka |
楽-3
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狭くて清潔感に欠ける部屋で二晩過ごし、ホテルにとって居心地のよさがいかに重要かを改めて思い知った。このまま一週間我慢することも不可能ではないが、山口県そのものの印象が揺らいでしまいそうなので、この日は少し広い部屋で過ごすことにした。
あらかじめ用意されていたのは、昨年利用した時と同じシングルルームだったが、チェックイン時にフロントで広い部屋に空がないか尋ねてみた。すると、約3000円の追加でスタンダードツイン、約10000円の追加ならデラックスツインが用意できるとの返答だったので、12時間足らずの滞在ではあるが、デラックスツインに変更してもらった。 その結果、11階の部屋がアサインされたが、11階はすべての部屋がデラックスルームらしい。他に10階にも3室のデラックスルームがあり、12階はロココ調のスイートなど、スペシャルルームが集まっている。今回の部屋は約43平米。レギュラーツイン2室分の広さで、2面の窓を持っている。窓は細長く、スリット風だ。入口付近には引き出し付きのバゲージ台を置き、完全に独立したトイレもここにある。 居室は広く、手前がリビングスペース、奥がベッドスペースにあてられ、中央のテレビ台兼収納家具が仕切りの役を果たしている。リビングにはソファセットがあり、2面の窓の間には三面鏡を備えたドレッサー兼デスクが置いてある。ベッドは115センチ幅が2台。照明はシーリングや間接照明など、様々充実しており室内は明るい。 バスルームはアウトベイシンスタイル。洗い場付きで、バスタブは湯を溢れさせられるタイプ。バスタブの長さは120センチと短いが、深さが55センチある。ベイシン部分と合わせて7平米近い面積のあるゆとりのバスルームだが、屋上温泉の魅力にはかなわず、結局一度も使わなかった。 室内には当地ゆかりの中原中也による詩集が置かれている。すでに一度目を通したものだったが、この地で読むことには、特別な意味が感じられ、ベッドに横たわりながら頁をめくった。しかし、連日の公演と移動の疲れには勝てず、いつしか眠りの中へ。詩集に影響されてか、淡く切ない夢を見た。 |
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ホテルニュータナカ | 060724 |
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