横入り |
2006.03.13(月)
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ウェスティンホテル大阪 Corner Suite | |
The Westin Osaka |
哀-1
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「チェックインでいらっしゃいますか?こちらにお並びになってお待ち下さい。」 フロント前で対応したベルアテンダントがそう言った。ほかに並んでいた客はいなかったが、フロントに立つ係が全員接客中だったため、順番待ちをさせられた。よくあることだ。 程なくしてひとりの係の手が空いたので、そこへ移動しようとしたその時、フロントカウンター目掛けて早足で一直線に歩いて行く客が横入りし、係をつかまえてしまった。うわっ、さすが大阪、恐るべし。一瞬何だコイツと思ったものの、横入りした客も故意ではなかったかもしれない。順番待ちが生じているとは気付かなかったということも考えられる。 その客に対してよりは、フロント係に腹が立った。接客しながらであっても、随時カウンター周辺の状況に目をやっていれば、順番を待っている客がいることに気付けるはずだ。それに、ここで待つように言ったベルアテンダントも無責任だ。気がつけば、周囲にベルアテンダントは一人もいない。結局、横入りした客の用件が済むまで待たなければならなかった。そして、何事もなかったかのように、「こちらへどうぞ」とあっさり言われ、気分が悪かった。先に並ばされていたのに、後回しにされるのは不愉快だと苦情を述べると、係は済まなそうに詫びた。 今回利用した客室は、60平米のコーナースイート。スイートという名前は付いているが、リビングとベッドルームが分かれているわけでもなく、インテリアが立派なわけでもない。標準客室が41平米だから、比較すると約1.5倍の面積があるのだが、実際のところスイートと呼ぶのはしっくりしない部屋なのだ。強いて言えばジュニアスイートの更にジュニア版という感じか。しかし、レイアウトはユニークで、入口からバスルームまで、ぐるりと部屋を一周するような、回りこんだ動線を持っている。そして、最大の特長は、コーナールームならではの3面の窓の存在だ。 入口を入るとすぐに、コーヒーテーブルを挟んだふたつのアームチェア、オフィスチェアを添えたライティングデスク、テレビキャビネットを配したセクションがある。これがリビングのつもりなのだろうが、長い廊下の途中に、ちょっと家具を置いてみましたという感じ。居心地が悪いわけではないが、落ち着くとは言えない。その長い「廊下」をずっと進むと、標準客室とほぼ同等のベッドルームになっている。ベッドは200センチ幅。ヘブンリーベッドではないが、軽やかなデュベが心地よかった。コーナーになった2面の窓が抜群の採光と開放感をもたらしており、ベッドに寝ながらでもワイドな眺めを楽しめる。バスルームは標準客室と同じだ。 朝食はロビー階「アマデウス」のブッフェを。高い天井と、一面のガラス窓から望むガーデンの緑が爽快だ。いろいろなパン、目の前で調理してくれる卵料理の他、肉料理やグラタン、スープなど、ちょっとしたブランチブッフェ的なものまで揃っている。この日の客層はほとんどが男性のひとり客で、このホテルにはビジネスで泊まる人が多いことが伺える。 |
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ウェスティンホテル大阪 | 940926 970930 011109 051215 |
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