日中に強く降った雪も夕方にはやんで、道の通行にもまったく支障はなかった。タクシーでホテルに到着したのは18時頃。正面玄関ではドアマンが荷物を降ろすのを手伝ってくれたが、館内まで運んでくれることはなかった。いつもどおり、ロビーには中国方面からのゲストがごった返しているが、団体客ばかりなのか、フロントはガラガラで待つこともなくチェックインすることができた。手続きはスムーズだったが、担当した若い女性は、あまり感じのよいサービスではなかった。
客室は、新宿側の高層階を予約してあったが、最初にアサインされたのは、反対側だった。フロントに電話をすると、すぐに新しい客室の鍵を持ってきてくれた。Aタイプの客室は2面の窓を持ち、すべてコーナーに位置している。30平米程度なので、それほど広いとも言えないが、ベッドとデスクの間には十分なゆとりがあり、窮屈な印象はない。設備やレイアウトは標準的なもので、面白みもなかった。それぞれの窓もさほど大きくはなく、せっかくの高層階、新宿側といっても、ダイナミックさを感じることはできない。
ベッドは硬く、シーツもゴワゴワして寝心地は最も悪い部類だし、インテリアのカラーコーディネートはめちゃくちゃだ。中途半端に白々とした照明も雰囲気を悪くしており、なんとも気の滅入る客室だった。バスルームはシンプルなユニットで、ベイシンはバスルームの外に完全に独立させている。アメニティはこれ以上減らせない品揃えだが、タオルは3サイズ揃っている。ご案内によれば、レストランでのクリスマスディナーは2名で5万円だとのこと。びっくり。
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