2度目のリッチモンドホテルでは、ツインルームを選んでみた。12時にホテルに到着したが、チェックインはさせてもらえないだろうと思い、とりあえず荷物を預けたい旨を告げると、チェックインの手続きだけ先に行い、宿泊費用の清算を同時に行った。カードでも現金でも、チェックイン時に清算するシステムになっているそうだ。夕方ホテルに戻ると、すでに荷物は客室に入っていた。
エレベータホールすぐ脇のツインルームは24平米。新宿方面を望む出窓からは、都心がよく見渡せ、東京タワーも眺められる。オフホワイトを基調にし、曲線を多用したインテリアには、凝った意匠のディティールも散見され、このホテルが決して安造りではないことを物語っている。家具は立派で、照明効果も高いなど、思っていたよりもよくできた客室だった。開業当時は、ファブリックもオフホワイト系で清楚な印象だったはずだが、カーペットはレッド系、ベッドスプレッドはブルー基調の花柄と、ちぐはぐになってしまった。
バスルームは、床がタイル、壁はビニールクロス仕上げの古いユニットだが、洗浄機能つき便座は取り付けられている。これといって特別な印象のないバスルームだが、扉ノブが金色に輝いているのが、一番目立っていた。また、一晩中、暖房の効きが悪く、寒い思いをしながら過ごすこととなった。
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