この東急インは和歌山での定宿になってしまった。他に選択肢がないということもあるが、便利な場所にあるし、目の前の和歌山城が手頃な散歩コースとして気に入っている。チェックイン時にコンフォートルームがあるか尋ねたが、あいにく一杯とのことで通常の客室でガマンした。禁煙室ですらなかったが、臭いも気にならなかった。
エレベータホールから一番近い客室で、眺めのいい城側だった。シングルには幅の違ういくつかのタイプがあるようだが、これは少し広いタイプだ。とはいっても、壁ギリギリにセットされたセミダブルベッドと、窓際の小さなクローゼット、テレビ台にデスクが置かれるほかに、余裕らしいスペースはない。公演で訪れる場合は、荷物も多くなるが、それを広げる場所すらなく困ってしまった。
バスルームも狭いし、薄暗い。せいぜい汗を流す程度で、疲れを癒せるような空間ではなかった。枕は全室テンピュール製になったが、それひとつしかセットされておらず、しかもぺちゃんこなので、高さがほしい人にはうれしくないかも。以前は少ないながらも廉価な飲み物を備えていた冷蔵庫は空になった。やはり、前もってコンフォートルームを予約しておくべきだった。失敗。
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