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ホテル別インデックス
レストラン別インデックス

2002年4月28日

和歌山東急イン Comfort Room
喜-3 1,000円の快感
明るい室内
27日にチェックインした夜は、フツウのシングルルームにアサインされていた。島精機の創立40周年記念式典に出席する人たちで、和歌山のホテルはことごとく満室だった。今回の和歌山滞在は、その島精機40周年記念式典で演奏を披露するためだった。和歌山ビッグホエールという名のアリーナを利用して開催された式典は実に盛大で、参加した人々に大きな夢と希望を与えたようだ。また、国外から自家用ジェット機で参加した人等も含め、いろいろな地域からゲストを迎えていたので、この式典だけでも、和歌山に大きな経済効果をもたらしたにちがいない。

弘前から直行で和歌山入りしたので、いささか疲れが抜けず困惑しているところに、狭いベッドでその疲れを癒すこともできないまま、次の演奏が迫ってくる。初日はなんとか無事に済んだが、2日目の夜は、このままではマズいなという気分になっていた。ちょうどベイシンのカランの締まりが悪く、水が滴ったままになっていたので、部屋をチェンジすることを申し出た。コンフォートルームに空きがないかと尋ねてみたところ、1,000円の追加で用意できるという。1,000円の自腹で少しでもくつろげるのならと、コンフォートルームを使うことにした。結果的には、大正解の選択だった。

コンフォートルームは、シングルルームに比べて一回り以上広い。そして、ベッドもバスルームもゆとりのある大きさになっている。アメニティはすべて2名分用意されていたので、ダブルルームとしても利用されているのかもしれない。まくらはそば殻とテンピュールのものが用意されており、好みで使い分けることができる。

また、ヒノキのチップがサービスされ、枕元で香りを楽しむもよし、バスタブに入れてヒノキ風呂気分を味わうもよし、室内で手軽に森林浴ができる優れもの。そして、なによりうれしいのは革張りのマッサージチェアだ。このマッサージチェアは、数あるマッサージチェアの中でも、かなり気持ちよく揉みもぐしてくれる部類だろう。たった1,000円でこれだけくつろがせてもらえるのなら、間違いなく買い。最近の東急ホテルズでは最高傑作だ。

テンピュール枕がセットされたベッド 温かみのある家具

シングルよりはゆとりのあるバスルーム アメニティとグリーンコイン

2002年4月28日
わかやま料理「安愚楽」
喜-1 郷土割烹
和歌山東急インの地下にテナントとして入っている郷土料理の店に行ってみた。カウンターはすでに満席で、座敷を勧められた。アルコールは飲まないし、接待というわけでもないので、店の希望するような良客にはなれないと思い、辞退しようかとも考えたが、他に店も知らないので、勧められるがままに座敷に上がった。演奏は終わったとはいえ、疲れが抜けていないので、アルコールは遠慮してソフトドリンクを注文したところ、露骨にいやな顔をされた。まあ、そりゃ迷惑でしょうから、こちらも肩身の狭い思いをしながら申し訳なく感じているわけだが、それは財布の紐を緩めるどころか、硬く閉じさせてしまう結果にしかならない。

うなぎの蒲焼、若鮎、長いも饅頭、野菜の炊き合わせ、はも柳川、竹わかめ、などなど、それでもひとり1万円以上の食事はさせてもらった。料理は素晴らしい。思わずにっこりしてしまうほどおいしかった。しかし、一見に対するサービスは冷ややかでいて、妙になれなれしいもの。常連で成り立っているように見受けられたので、店を間違えたのはわれわれの方だと思うのが自然かもしれない。

[和歌山東急イン] 011129 011201

Y.K.